活動ファンド | 社会創造アーツファンド Arts Fund |
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申請時期 | 2016年 第2回 |
活動地域 | 海外 |
活動ジャンル | その他 |
活動者名 | 南蛮屏風下張り文書修復実行委員会 |
活動名 | 南蛮屏風下張り文書修復プロジェクト |
活動名(ふりがな) | なんばんびょうぶしたばりもんじょしゅうふくぷろじぇくと |
実施時期 | 2014年 11月 1日 ~ 2018年 2月 2日 |
会場 |
実施場所:所蔵場所:ポルトガル/エヴォラ国立古文書館(所在地:エヴォラ)、国立リスボン図書館(所在地:リスボン)、ソアレス・ドス・レイス国立博物館(所在地:ポルト) 所在地 :修復場所:京都国立博物館文化財保存修復所(所在地:京都府京都市) |
寄付金額 / 目標金額 |
10,925,000円 /
82,000,000円
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2014年より行われてきた本プロジェクトは、ポルトガルのエヴォラ国立古文書館、国立リスボン図書館に所蔵されている南蛮屏風下張り文書(通称「エヴォラ文書」)は既に日本での修復とレプリカ作成が終了し返還したが、ソアレス・ドス・レイス国立博物館所蔵の六曲一双十二扇の南蛮屏風下張り文書についての作業が終了に至っていない。2014年12月に現地に日本の技術者がポルトガルに赴き、解装作業(幾重にも貼り重ねられた和紙を剥がす)を可能な限り行ったが、現地では限界があり日本に移送し、解装作業をした後に修復作業を行うことになっていた。ポルトガルの政権交代その後の管轄大臣の罷免などがあり担当者が不在のまま月日が経ち、新任者への経緯説明など一からの手続きとなった。2017年6月、日本の本プロジェクトの支援者10名とともにポルトガルのソアレス・ドス・レイス国立博物館で現状を視察、駐ポルトガル日本大使公邸で東博司大使とともにポルトガル担当者へ迅速な協力対応を要請した。
また、現地での解装時の写真を元に文献、劣化の精査を行い、当初の予定の半数を日本に移送することにした。2017年3月よりポルトガル国との契約文書のやり取りが始まり11月に合意、12月22日ポルトガルより契約書到着。契約書の移送リストに漏れがあり、現契約書に補足追加することになりその文書の到着を待っている。
ポルトガル文化遺産局と交渉の結果、現地外務省職員が駐日ポルトガル大使館まで移送してもらえることになり移送コストの軽減ができた。
このような状況で、日本での修復、記録集の作成予定が1年以上遅れてしまった。