当協会の定期演奏会の大きな目的は後期バロックから古典派までの18世紀音楽の啓蒙であるが、第242回～第249回定期演奏会各公演において特筆すべき点は次の通り。
・第２４２回定期演奏会
日時　２０１７年７月１１日（火）１８時３０分開演
会場　大阪市中央公会堂中集会室
　演目　C.P.E. バッハ：シンフォニア ト長調 Wq.182-1
W.A. モーツァルト：クラヴィーア協奏曲 第１７番 ト長調 Kv453
L.v. ベートーヴェン：交響曲 第６番 ヘ長調 op.68「田園」
　出演　指揮：延原武春
フォルテピアノ：高田泰治
テレマン室内オーケストラ
内容　クラシカル楽器を使用し、ベートーヴェン作曲交響曲「田園」を中心に、モーツァルトとC.P.E.バッハの作品も取り上げた。

・第２４３回定期演奏会
日時　２０１７年７月１６日（日）１４時３０分開演
会場　東京文化会館小ホール
　演目　W.A. モーツァルト：きらきら星変奏曲 Kv265
幻想曲 ニ短調 Kv397
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 Kv454
L.v. ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ 第１４番 嬰ハ短調 op.27-2
ヴァイオリン・ソナタ 第５番ヘ長調 op.24「春」
出演　フォルテピアノ：高田泰治
ヴァイオリン：浅井咲乃
　内容　鍵盤独奏者 高田泰治とテレマン室内オーケストラ首席コンサートマスター 浅井咲乃による二重奏で、モーツァルトとベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのための作品を取り上げた。

・第２４４回定期演奏会
日時　２０１７年１０月１３日（金）１８時３０分開演
会場　大阪市中央公会堂中集会室
演目　J.S. バッハ：ブランデンブルク協奏曲
　出演　指揮：延原武春
テレマン室内オーケストラ
　内容　毎年継続して開催しているバッハ作曲「ブランデンブルク協奏曲」全曲公演。

・第２４５回定期演奏会
日時　２０１７年１１月１９日（日）１４時３０分開演
会場　東京文化会館小ホール
演目　G.Ph. テレマン：四重奏曲 ト長調 TWV43:G6
リコーダー、オーボエと通奏低音のための
トリオ・ソナタ ニ短調TWV42:d7
オブリガートチェンバロ、リコーダーと通奏低音のための
トリオ・ソナタ 変ロ長調 TWV42:B4
カンタータTWV1:119
トリオ・ソナタ ニ短調 TWV42:d10
リコーダー・ソナタ ヘ長調 TWV41:F2
四声部の協奏曲 イ短調 TWV43:a3
出演　オーボエ：延原武春
リコーダー：北山　隆
チェンバロ：高田泰治
ヴァイオリン：浅井咲乃
テノール：新井俊稀
チェロ：曽田　健
　内容　テレマン没後２５０年を記念し、テレマンの作品ばかりを取り上げた。

・第２４６回定期演奏会
日時　２０１７年１２月５日（火）１８時３０分開演
会場　東京文化会館小ホール
演目　J.S. バッハ：ゴルトベルク変奏曲 BWV988
　出演　チェンバロ：高田泰治
　内容　毎年継続して開催している高田泰治によるバッハ作曲「ゴルトベルク変奏曲」の公演。

・第２４７回定期演奏会
　日時　２０１８年１月１６日（火）１８時３０分開演
　会場　大阪市中央公会堂中集会室
　演目　F.J. ハイドン：交響曲 第 103 番 変ホ長調 Hob.I:103「 太鼓連打」
W.A. モーツァルト：協奏交響曲 変ホ長調 Kv364
C.P.E.バッハ：シンフォニア 変ロ長調 Wq.182-2
出演　指揮：延原武春
ヴァイオリン：浅井咲乃　ヴィオラ：姜　隆光
テレマン室内オーケストラ（クラシカル楽器使用）
　内容　クラシカル楽器を使用し、ハイドン作曲交響曲「太鼓連打」を中心にモーツァルトの協奏交響曲やC.P.E.バッハのシンフォニアを取り上げた。

・第２４８回定期演奏会
　日時　２０１８年１月２７日（土）１４時３０分開演
　会場　東京文化会館小ホール
　演目　J.D.ハイニヒェン：４本のリコーダーと弦楽、通奏低音のための協奏曲 ハ長調
　　　　フリーデマン・バッハ：アダージョとフーガ F.65
　　　　J.B.ルイエ：五重奏 ロ短調
　　　　J.F.ファッシュ：ソナタ ト長調 FaWV N:G1
　　　　J.C.ペツ：2 つのリコーダーと弦楽のためのシャコンヌ ヘ長調
G.Ph.テレマン：リコーダーとトラヴェルソのための協奏曲 ホ短調TWV52:e1
　出演　ディレクター・リコーダー・ヴォイスフルート：北山　隆
リコーダー、ヴォイスフルート：村田佳生
リコーダー、トラヴェルソ：森本英希・出口かよ子
お話：延原武春
コレギウム・ムジクム・テレマン（バロック楽器使用）
　内容　４本のリコーダーが活躍する曲など、珍しいバロックの作品ばかりを取り上げた