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採択活動一覧

大津純子 心のコンサート その23

活動情報

活動ファンド 助成認定制度
申請時期 2017年 第1回
活動地域 東京都
活動ジャンル 音楽
活動者名 大津純子室内楽実行委員会
活動名 大津純子 心のコンサート その23
活動名(ふりがな) おおつじゅんこ こころのこんさーと そのにじゅうさん
実施時期 2017年 4月 20日 ~ 2017年 5月 26日
会場 実施場所:代官山ヒルサイドプラザ(代官山ヒルサイドテラス内)
所在地 :東京都渋谷区猿楽町2−9
寄付金額 / 目標金額
450,000 / 450,000

活動完了報告

来場者数 総計:100名 内訳:会費納入者90名 招待者10名

<来場者の感想>
*音楽評論家・濱田慈郎先生より:最近は滅多にこういう場には出ないのですが、今回はルクーのヴァイオリン・ソナタが聴けるというので出てまいりました。とても素晴らしい演奏でした。大津純子さんはフォーレのソナタ作品13を録音されていますが、このソナタをすっかりご自分の音楽にされていて、さすが・・・と思える名演でした。
お客様の感想:
*ルクーのヴァイオリン・ソナタが大好きなのに生の演奏を聴いたのは初めてです。どうしてこの名曲が滅多に取り上げられないのだろう、と不思議でならなかったのですが大津純子さんの演奏を聴いて理由が分かったような気がしました。同じモチーフが何回も何回も最後まで繰り返されますので、表現のみずみずしさを持続させる緊張感と、平凡に陥らせないための気力の維持が求められますが、奏者の多くはこれに自信が持てないからではないでしょうか。本当に快挙と言える名演でした。
*ここ数日グルミオーによるルクーのヴァイオリン・ソナタCDを何回か聴いて大津さんの演奏に備えていたのですが、頭の中で比較しながら聴くつもりでいたのに、気がつくと、グルミオーはどこかへ飛んでしまっていました。終始、熱情と緊張感を切らさず、最後まで密度を維持して弾き切る力量に感嘆しました。そのなかにも、やさしいパートと力感みなぎるパートがごく自然に交差して見事に互いに盛り上げ合っていました。
*楽しい一時でした。第一次大戦の前の華やかだった時代が彷彿と感ぜられる曲で暫し陶酔いたしました。中でもギヨーム・ルクーはあふれるような色彩感があり、夭折が惜しまれます。未来を切り開いてゆくのも人間でしょうが、過去の中に良いものを見出してゆくことも人間にしかできない感性だと、Sensibilité et Passion コンサートを聴きながら「時代の為せる業(わざ)」について考えを巡らせていました。
*今回も、幸福な豊かなひと時を過ごさせて頂き、有難うございました。
知らない曲ばかりでしたが、弦の響きが空間全体を共鳴させている様な気がしました。また、偶然にも対談の相手(原島 博氏)が私の大学同期の友人だったのにも驚きました。世の中には、不思議な巡り合わせがあるものだなと感じました。
*今回のプログラムは確かに初めて聞いた曲でしたが、演奏と音色の素晴らしさに感激しました。またお聴き出来る機会があれば嬉しいです。
*良い音楽を聞かせていただき、ありがとうございました。門外漢ではあるのですが、大津純子さんの演奏は相当密度の濃いもので、素晴らしい出来だったのではないでしょうか。私はまだまだやらねばならない事が多いのですが、又時間があれば聴きに行きたいと思います。
*バイオリンの伸びが素晴らしく、音が澄んでいたように感じて、最高の感動を得ました。
*肩の張らない気さくな印象と明るく華やかなあいさつの後 演奏が始まり、優しくふくよかな音を持ったヴァイオリンの響きが会場に広がって背筋がスッと伸びるようだった。優しいが あくまでしなやかにキリリッと立ち上がる感覚があって、その立ち上がったものの各部分から横に広がった音が枝葉を張ってゆくのを感じた。楽曲は私には初めて聴くものだったがテンポも抑揚もその表現の枝葉は一つ一つが今まで眠っていた自分の感覚を覚ますように器官に働きかけてくる。華やかで張りや艶のある感情が呼び起されてくる時間だった。
*今回演奏されたフランスの女流作曲家、ポリーヌ・ヴィアルドのことは何も知りませんでした。むろんフォーレのヴァイオリン・ソナタが、その息子のポールに捧げられたことも初めて知りました。新しい知識が増えて嬉しく思っています。素晴らしい時間を有難うございました。

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