活動ファンド | The Okura Tokyo Cultural Fund |
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申請時期 | 第1回 |
活動地域 | 和歌山県 |
活動ジャンル | 舞踊、芸能、音楽 |
活動者名 | 公益社団法人 南都楽所 |
活動名 | 夏季特別研修会 |
活動名(ふりがな) | かきとくべつけんしゅうかい |
実施時期 | 2017年 5月 10日 ~ 2017年 9月 18日 |
会場 |
実施場所:丹生都比売神社 所在地 :和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野 230 |
伝統芸能の継承は人から人へと手ずから行われるものである。報道などでは多くの継承団体が後進の人材不足に苦慮しているという。当南都楽所は幸い一定の若い人材が門戸をたたいてくれるので、社寺で行う小中学生が舞う童舞(どうぶ)も何とか奉仕が叶っている。これら少年少女に対して伝統文化の継承意識の涵養や雅楽・舞楽の認知向上のため、8月19日(土)に南都楽所と歴史的に関係の深い和歌山県かつらぎ町の丹生都比売神社において出向稽古と舞楽奉納を行った。当日は参加者40名、午前7時に春日大社集合、舞楽装束や楽器、機材を積み込み出発。午前10時すぎに当地到着。参拝のうえ早速稽古を行う。ここでは舞のみならず伴奏の楽器の稽古も併せて実施。昼食後、もう一度楽曲と舞との合せ稽古を行い、奉納の装束に改める。午後2時、楼門内の祝詞殿にて神官による神事に引き続き、舞楽「迦陵頻」「胡蝶」の奉納。装束器具を格納し、午後4時神社を発つ。事故等なく午後7時帰着解散する。この日の奉納のため、損傷著しい「迦陵頻」の羽根を本年6月より2ヶ月をかけて剥離部分の再接着や全面に亘る再彩色を行った。