活動ファンド | The Okura Tokyo Cultural Fund |
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申請時期 | 第1回 |
活動地域 | 静岡県 |
活動ジャンル | 音楽 |
活動者名 | 公益財団法人 浜松市文化振興財団 |
活動名 | 楽器博物館子どもワークショップシリーズ |
活動名(ふりがな) | がっきはくぶつかんこどもわーくしょっぷしりーず |
実施時期 | 2017年 8月 1日 ~ 2018年 2月 28日 |
会場 |
実施場所:浜松市楽器博物館 アクトシティ浜松研修交流センター 所在地 :静岡県浜松市中区中央3-9-1 |
「楽器博物館子どもワークショップ 全7回」
会場はすべてアクトシティ浜松研修交流センター
参加者総数:59人
第1回 8月7日(月) 13:00~14:30、15:00~16:30
アフリカの楽器・親指ピアノ“リンバ”でアフリカンリズムを楽しもう
講師:サカキマンゴー(親指ピアノ演奏・研究者)
参加者:7人
内容:アフリカ各地に分布する、金属片を親指ではじいて鳴らす小型の楽器の簡単な奏法を学び
アフリカ音楽に特有のポリリズムを体験しながら、アフリカ文化について学んだ。参加者は簡単に音が出るために楽しんでいたが、リズムの体験になると少し難しそうであった。
第2回 8月27日(日) 12:30~16:30
「インドネシアの伝統芸能を楽しもう!影絵人形ワヤン作りとガムラン演奏と踊りを体験しよう!」
講師:インドネシア伝統芸能団ハナジョス、西岡美緒、スマルヨノ、ワヒュー・クリスワティ
参加者:9人
内容:世界遺産の影絵芝居ワヤンクリの人形をボール紙で作り、それをつかって実際に即興影絵芝居をした後、影絵芝居の音楽を奏でる伝統楽器ガムランの10種以上の楽器の演奏体験と合奏をし、そのあと、宮廷伝統舞踊を学んだ。小学生高学年女子の参加者が多く、大変熱心に受講していた。インドネシアから特別に専門家が助手として加わり、本格的な講座となった。
第3回 10月15日(日) 10:00~12:00 14:00~16:00
「雅楽の楽器“篳篥”をふいて、気分は宮廷人!」
講師:中村仁美(雅楽演奏家)
参加者:7人
内容:日本の雅楽の伝統管楽器篳篥の入門で、大変難しい楽器ではあるが、思いのほか上手にふきこなす子供が多く、こどもの能力の高さが垣間見られた。越天楽を全曲吹けるようになり、日本伝統音楽への関心が高まった。
第4回 10月29日(日) 13:00~14:30 15:00~16:30
「韓国の太鼓“チャンゴ”をたたけば、宇宙がわかる!」
講師:リ・チャンソプ(サムルノリ演奏家)
参加者:0人(事前申込者1名が当日風邪で欠席)
内容:韓国の雅楽、俗楽両方で使われる代表的伝統楽器の太鼓チャンゴの入門講座であったが、当日開始直前に風邪で申込者が欠席となり、結果として受講生はゼロになった。韓国の楽器と音楽ということで、やはりなかなか子供たちの興味、関心と参加が得られないことと、この日はちょうど浜松市内の小学校の運動会が多く、時期的にも秋の小学生対象のイベントは難しいことが如実に表れた。
第5回 11月12日(日) 13:00~14:30 15:00~16:30
「陽気な楽器“バンジョー”をひいて、気分はアメリカ~ン!」
講師:原さとし(バンジョー演奏家)
参加者:9人
内容:アメリカ生まれの弦楽器バンジョーを、色楽譜を使いながら体験した。バンジョーはかつては日本でも大人気の楽器であったが、現在は愛好者も少ない。アメリカを代表する明るい音色の楽器にふれた参加者は、大変楽しそうであった。
第6回 12月3日(日) 10:00~12:00 13:30~15:30
「ポルトガルの四角いタンバリン“アデュフェ”を作って、ラララ、タンバリーン!」
講師:田島隆(フレームドラム演奏家)
参加者:17人
内容:木と合成樹脂膜で太鼓を作り彩色した。中に様々な形や色のビーズを入れたり、木枠にテープやリボンで飾りつけをしたりするなど、演奏よりも作る過程が楽しい講座となった。自作の楽器を嬉しそうに持ち帰っていた。
第7回 1月14日(日) 13:00~14:30 15:00~16:30
「弦が一本だけのお琴“一弦琴”で、日本の優しい心を感じてみよう!」
講師:峯岸一水(清虚洞一絃琴宗家四代)
参加者:10人
内容:江戸時代から日本に伝わる一弦のお琴である。武士や良家の子女、婦人の精神修養のための楽器で、小説にもなっている。現代伝承者は数少ないが、華やかさよりもわびさびの世界を味わう楽器で、外国からは注目されている。子どもたちも姿勢を正して演奏していた。