芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

企業メセナ協議会の
芸術・文化への寄付に関するポータルサイト

採択活動一覧

Awaji Art Circus 2017

Awaji Art Circusは世界から様々なジャンルのアーティストを淡路島に招聘し、活動を支援しながら、鑑賞者に多様な芸術体験を提供し、世界のパフォーマンスアートに触れる機会を与えることで、淡路島の文化発展と国際交流促進に貢献します。また、アーティストが淡路島全島の様々な場所で淡路島の地域資源を活用したパフォーマンスを披露することで、地域活性化につながる交流人口の増加や消費誘発を目指します。
  参加する海外のアーティスト達に淡路島の自然、文化、習慣を肌で感じてもらうための地域内のツアーや日本の伝統的な文化(日本舞踊、阿波踊り、だんじり唄など)の体験会やワークショップを企画しそこで得た知識や経験を新たなアートの創作活動に活かしてもらいます。また、自分たちで感じた淡路島の魅力をインターネットを通じて母国語と英語で世界へ発信しています。
 地域活性と文化芸術発展を目指しているAwaji Art Circusをご支援していただければ幸いです。

活動情報

活動ファンド 助成認定制度
申請時期 2017年 第2回
活動地域 兵庫県
活動ジャンル 舞踊、芸能、音楽、演劇
活動者名 Awaji Art Circus実行委員会
活動名 Awaji Art Circus 2017
活動名(ふりがな) あわじあーとさーかすにせんじゅうなな
実施時期 2017年 7月 20日 ~ 2018年 3月 5日
会場 実施場所:淡路島島内
所在地 :兵庫県淡路市・洲本市・南あわじ市
寄付金額 / 目標金額
220,000 / 3,000,000

活動完了報告

会期:2017年9月30日(土)~11月5日(日)
公演数:約700回   来場者数:約6万人
応募者アーティスト:数 594名 参加アーティスト数 31人(17カ国)

①メインパフォーマンスプログラム
本フェスティバルのミッションは淡路島をPRすることです。従って、パフォーマンス会場は1ヵ所ではなく、北から南に広がる数ヶ所を設定しています。来場者はパフォーマンス会場を巡って全島を移動するきっかけができ、パフォーマンスを楽しむだけではなく、淡路島の景色を満喫したり、地元の名物を味わったり淡路島の様々な魅力を感じることが出来ます。

②特別なプログラム ― 南あわじの紹介
今年は、淡路島の南にある南あわじ市にスポットが当てられました。風光明媚な場所、地元の人にとって大切な場所でパフォーマンスを行うプログラム (全9イベント) を組みました。この特別なプログラムの目的は、淡路島の観光スポットではなく地元の素敵な場所を紹介すること、加えて、その場所や地元の人にアートを通じて新しいエネルギーを与えることでした。

③サブプログラム
固定会場でのメインプログラムのパフォーマンスの他、Awaji Art Circusのアーティストは淡路島内外の様々なイベントに参加し、淡路島の人気リゾートホテルで出張公演を行い、地元の人と観光客に楽しいパフォーマンスを届け、大きく盛り上げました。

④異文化交流プログラム
<学校訪問公演>
例年好評の学校訪問公演。国際交流と文化的な教育を目的に、世界のアーティストが淡路島の地元の小学校・中学校・高校に訪問しパフォーマンスを披露。2017年度はパフォーマンスの披露だけではなく、自分達の母国についてプレゼンテーションを行って(英語、通訳あり)、パフォーマンスを生徒の皆さんが一緒に体験できるワークショッププログラムを実施し、子供達にとって一層世界の文化を感じ理解を深め視野を広げる機会となることを目的としました。

<サーカスワークショップ>
サーカスの世界を体験したい人、サーカス技を覚えたい人、外国人のアーティストと交流したい人のために、フェスティバル終盤にユニークなサーカスワークショップを開催しました。
 ワークショップのプログラムはストレッチ、アクロバット、ジャグリングボール作り、ジャグリング、アフリカンダンスという部分から構成されていました。子供から大人まで参加者はサーカスの技だけではなく、簡単な英単語を習うなど、楽しみながらさまざまなことを学びました。誰もがこの新しい体を使った挑戦を楽しみ、これまでにない体験を通じて心に残る思い出を作って岐路につきました。

<特別なコラボレーションプロジェクト>
今年は、アーティストのパフォーマンスを見るだけでなく、淡路島の子供達のために音楽的な交流ができる機会も作りたいと思いました。この島では、外国人のアーティストに会う機会がなかなかないので、このチャレンジを通して子供達の更なる成長に結びつく新しい経験を得ようと、この企画を思いつきました。本コラボレーションをより充実させ面白いものにするため、幅広い年齢のさまざまな種類の楽器を演奏する子供たちを地元の学校(各市から1校ずつ、合計3校)から選抜しました。内訳は南あわじ市立三原志知小学校の和太鼓、洲本市立青雲中学校の吹奏楽部、兵庫県立津名高等学校のギター・マンドリン部です。このコラボレーションの結果はAwaji Art Circusのクロージングセレモニーで発表されることになりました。

⑤アーティスト対象プログラム
<文化プログラム>
 Awaji Art Circusのミッションは淡路島の活性化に貢献することです。そのミッションを達成するためにアーティストは様々な会場でパフォーマンスをするだけでなく、地元の魅力や文化を自ら体験し、淡路島についての情報を世界へ発信します。アーティストにあらゆる経験をしてもらうため、休日には特別な観光・文化プログラムが用意されました。
 彼らに淡路島の魅力を感じてもらうために様々な場所に連れていきました。その中には、歴史あるイザナギ神宮、壮大な本福寺(安藤忠雄の作品)、奇跡的な鳴門の渦潮、若人の広場の展望台から見渡せる素晴らしい景色(南あわじ市)などがありました。
 日本文化をより深く理解し、地域資源を体験してもらうために数多くのワークショップも準備しました(和太鼓体験、吹き戻し作り、和紙作り、線香作り、淡路人形浄瑠璃、日本舞踊と阿波踊りの体験、茶道デモンストレーションなど)。

<アーティストによる淡路島の情報発信>
 Awaji Art Circusに参加するアーティストは淡路島のメッセンジャーという顔も持っており、ソーシャルメディアを通して淡路島の魅力を世界に発信していました。パフォーマンス会場に関する情報や、日々の出来事、素敵な場所、地元の人の優しさ、素晴らしい景色、珍しいもの、今までない体験などについて毎日、母国語と英語で発信ました。そして、彼らの友達やフォロワーはそれを目にして「いいね」を押して、コメントをすることで淡路島の情報が世界中に広がっていきました。

Page Top
PAGE TOP