活動ファンド | SOMPOアート・ファンド |
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申請時期 | 第3回 |
活動地域 | 宮城県 |
活動ジャンル | 美術、生活芸術 |
活動者名 | 公益財団法人 仙台市市民文化事業団 |
活動名 | 川俣正/仙台インプログレス2018 |
活動名(ふりがな) | かわまたただしせんだいいんぷろぐれすにせんじゅうはち |
実施時期 | 2018年 4月 1日 ~ 2019年 3月 17日 |
会場 |
実施場所:貞山運河 新浜みんなの家 せんだいメディアテーク 所在地 :仙台市宮城野区岡田字浜通(新浜みんなの家) 仙台市青葉区春日町2-1(せんだいメディアテーク) |
せんだいメディアテークの事業「せんだい・アート・ノード・プロジェクト(以下、アートノード)」は地域の資源・課題・人々とアーティストをつなぎ、より多くの人に学習機会を提供する。アートノードでは、川俣正、藤浩志、伊達伸明などのアーティストによるプロジェクトや、地域をリサーチするための文化交流拠点を民間団体と運営するなど、複合的に展開している。
そのひとつである長期プロジェクト、川俣正「仙台インプログレス」は東日本大震災により被害を受けた仙台市沿岸部を活動場所としており、その第一弾となる「みんなの橋プロジェクト」(仙台市宮城野区新浜地区)は、住民からの「橋が津波で流されて運河を渡れなくなった」という話を受けて構想された。この地域は、震災前の約150世帯から、約60世帯の現地再建にとどまっており、仙台市の沿岸部で一番、海に近い集落である。
2018年夏は、「仙台インプログレス」の一環として、運河を渡す「みんなの船」を制作した。制作はフランスの学生を含む川俣チームが、仙台のアーティストや学生と共同して行った。進水式は、新浜町内会と貞山運河研究所が主催する「貞山運河の船遊びと新浜フットパス」の関連として実施し、船はその後の運河イベントでも活用されている。
2019年2月には川俣氏とともに海岸沿いの新たな構想を作る市民向けワークショップを開催。貞山運河研究所が主宰するフォーラムに川俣氏が登壇、今後のプランについてプレゼンテーションを行った。
また、仙台市建設局や宮城野区役所と「みんなの橋」実現へ向けた協議を進めており、次年度は実施設計を行う予定となっている。