活動ファンド | 助成認定制度 |
---|---|
申請時期 | 2018年 第2回 |
活動地域 | 愛知県 |
活動ジャンル | 美術 |
活動者名 | Sketch Over |
活動名 | NARRATIVISUAL:M "M氏の告白:矛盾を純粋培養するアイデンティティの病" |
活動名(ふりがな) | ならてぃびじゅある:えむ えむしのこくはく:むじゅんをじゅんすいばいようするあいでんてぃてぃのやまい |
実施時期 | 2018年 6月 23日 ~ 2019年 2月 28日 |
会場 |
実施場所:①名古屋市民ギャラリー矢田第1展示室 ②愛知県立芸術大学 所在地 :①愛知県名古屋市東区大幸南1−1−10 ②愛知県長久手市岩作三ケ峯1−114 |
寄付金額 / 目標金額 |
0円 /
1,855,000円
|
準備期間を含めると約1年に渡る活動期間の中で、主に下記の3つの活動、①企画運営②協働制作③助成活動、を行ってきた。
企画運営に関しては、共同する2つの機関から十分なサポートを受け、内容を滞りなく進行することができた。また愛知県立芸術大学からは想定以上のサポートを受け、満足のいく滞在協働制作を行うことができ、様々な方々と会い、アーティストとの対話の気化器を作り出すことができ、滞在制作終了時には、アートラボあいちでのトークイベントを実施し、企画の地域との関連性を作り出すことができた。
また協働制作による新作での展覧会は、300名近い来訪者を迎え、充実した展覧会となった。
またアーティストによる企画運営・実施のためのメセナ活動の存在も十分にアピールできたと思う。
本事業は川松康徳が、2010年より個人レベルで行ってきた現代美術による国際文化交流を、更なる展開を望み立ち上げた任意団体:Sketch Overによって行われた日本とオランダ両国のアーティスト交流を通じて、発案・企画・構成され、2017年12月より約1年余りの時間をかけ、対話、協働制作、展覧会を実施するものです。
▶︎2つのセクション
⑴ 財団法人名古屋市文化振興事業団と共に主催する展覧会
⑵ 愛知県立芸術大学が主催する滞在協働制作
▶︎3つの特徴
・公共機関と連携した共同事業
財団法人名古屋市文化振興事業団と展覧会の共催と、愛知県立芸術大学主催の滞在制作事業の2つを併せ持った共同事業。
・アーティストを招聘する国際交流事業
海外アーティストを招聘し、教育機関を通じて日本で滞在制作を協働で行う。またその経過を公開する交流事業。
・多様な社会を目指す社会福祉事業
アイデンティティをテーマとした展覧会と、会期中に行われる専門家を招いた講演による社会福祉的観点を持った教育事業。
▶︎持続可能な交流モデル
個人での活動にはどうしても限りがあり、より多くの実現可能性は閉ざされてしまうと言えます。
本事業は、アーティスト個人での小さな活動から始め、様々な機関や支援団体との連携を進めながら実施されます。文化事業が持つ独自のコミュニティ形成とネットワークを、持続可能な交流モデルとして検証し、作品制作だけでなく、同時に活動を継続していく状況を作り出すことで、社会と関わりながら新たな表現を生み出していく展望を持ったものです。
実際に公益財団法人企業メセナ協議会「かるふぁん!」制度より事業の公益性の認定を受け、同財団を通じた寄付活動が行えるようになっており、支援者と事業者を有益に繋ぐ方法を実践しています。
▶︎目的・成果目標
いかに多くの状況を、ひとつの事業から創り出せたか?
本事業は個人の小さや活動が成長し持続可能なモデルを構築する過程に重点が置かれ、採択を受けた展覧会はもちろん、御協力頂く機関や団体が増えていくことで、状況が進展し展開していると考えています。
それは、より多くの成果をより多くの協力によって実現し、共有することを目指していくものです。
▶︎Sketch Over
本団体は、川松康徳が個人で実施してきた美術を通じた国際文化交流を、より発展的・飛躍的に展開するために2016年9月9日に組織された任意団体で、世界各国を結ぶ新たな国際交流を現代美術によって図るものです。様々な企画を通じて、各国で独自の活動を行う団体あるいは個人と連携しながら、表現者の研修・協働作業を支援することで新たな表現のプラットホームとなることを目指すものです。