活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2018年 第4回 |
活動地域 | 島根県 |
活動ジャンル | 美術 |
活動者名 | 特定非営利活動法人 アートアンドアーキテクトフェスタ |
活動名 | 建築学生ワークショップ出雲2019 |
活動名(ふりがな) | けんちくがくせいわーくしょっぷいずもにせんじゅうく |
実施時期 | 2019年 6月 22日 ~ 2019年 12月 31日 |
会場 |
実施場所:出雲大社境内及び周辺地区 所在地 :島根県出雲市大社町杵築東195番 |
寄付金額 / 目標金額 |
0円 /
3,000,000円
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<実施時期・実施会場・所在地・実施回数・スケジュール>
開催テーマ :「平成の大遷宮」満了の年に “今、建築の、原初の、聖地から”
開催場所 :出雲大社境内及び周辺地区
合宿・制作場所:サン・レイク(島根県立青少年の家)
スケジュール :
2018年
12月01日(土)参加者募集開始
12月15日(土)事業計画(草案)決定
2019年
05月09日(木)参加説明会開催(東京大学)候補者 山代悟
05月16日(木)参加説明会開催(京都大学)候補者 遠藤秀平
05月31日(金)23:59必着 参加者募集締切(参加者決定)
06月22日(土)現地説明・調査
07月27日(土)提案作品講評会
07月28日(日)実施制作打合せ
08月27日(火)~09月02日(月)
合宿にて原寸制作ファイナル(6泊7日)
09月1日(日)公開プレゼンテーション(1日間)
09月2日(月)清掃・解散(1日間)
制作内容 “唯一無二の環境を守るために、あなたの提案を実現化してください”フォリーの原寸模型を地域産材(自然素材 / 木材、和紙、土、石など)の材料で制作
公募にて募る参加学生たちを5月末日に選定し、8つの班に分かれて、6月22日に全国から出雲に集まり、現地調査を開始。
7月27日の提案作品講評会では、国内外にて活躍される建築家の先生方を中心とした講評者の指導のもと、日本における貴重で特殊な環境における場所性に根づいた実作品をつくりあげる意味を問い正され、7月28日の実施制作の打合せでは、地元の建築士や施工者、大工や技師、職人の方々に伝統的な工法を伝えていただく機会を得ながら、日本を代表する組織設計事務所の方々や多くのゼネコンに所属される技術者の皆様による実技指導をいただきました。
9月1日、この参加学生たちが制作した小さな建築が8体、出雲大社境内の区域に実現します。当日は、これらのプロセスを経て創出した建築空間を1日だけ、どなたでも体験していただけました。そして、建築・美術両分野を代表する評論家をはじめ、第一線で活躍をされている建築家や美術家の方々や、世界の建築構造研究を担い教鞭を執られているストラクチャー・エンジニアによる講評者にお集まりいただき、公開プレゼンテーションを開催いたしました。開催には、出雲をはじめとした島根県周辺の多くの方たちや、これまでの開催地の関係者の皆さま、そして全国から集まる建築に関わる関係者や一般参加者に向けた発表を行いました。
参加講師
太田 伸之 (前クールジャパン機構CEO)
小松 浩 (毎日新聞社 主筆)
建畠 晢 (美術評論家 │ 多摩美術大学 学長)
南條 史生 (美術評論家 │ 森美術館 館長)
山代 悟 (建築家 │ 芝浦工業大学 特任教授)
五十嵐太郎 (建築史家・建築評論家 │ 東北大学 教授)
稲山 正弘 (構造家 │ 東京大学大学院 教授)
江村 哲哉 (構造家 │ アラップ構造エンジニア)
腰原 幹雄 (構造家 │ 東京大学 教授)
櫻井 正幸 (旭ビルウォール 代表取締役社長)
佐藤 淳 (構造家 │ 東京大学 准教授)
陶器 浩一 (構造家 │ 滋賀県立大学 教授)
芦澤 竜一 (建築家 │ 滋賀県立大学 教授)
遠藤 秀平 (建築家 │ 神戸大学 教授)
竹原 義二 (建築家 │ 摂南大学 教授)
長田 直之 (建築家 │ 奈良女子大学 准教授)
平田 晃久 (建築家 │ 京都大学 教授)
平沼 孝啓 (建築家 │ 平沼孝啓建築研究所 主宰)
安井 昇 (建築家 │ 桜設計集団代表)
横山 俊祐 (建築家 │ 大阪市立大学 教授)
吉村 靖孝 (建築家 │ 早稲田大学 教授)
建築ワークショップとは、建築や環境デザイン等の分野を専攻する大学生を対象にした、普段の大学生活では体験できないスケールで作品制作を行うこれまでにない新たな試みを実施する地域滞在型のワークショップです。建築学科の学生は、建築の図面や模型を学校の授業で作りますが、自分で作った建築の空間体験を原寸で体験することなく卒業してしまいます。このワークショップでは一人一人が地域環境の特殊性、有限性を深く認識し、今後の建築設計活動において環境への配慮を高めていくと同時に、地球環境の保全に貢献していくことをねらいとし、
1.学生のための発表の場をつくる
2.教育・研究活動の新たなモデルケースをつくる
3.地球環境に対する若い世代の意識を育む
4.地域との継続的な交流をはかる
以上の目的でおこなっております。
次世代を担う学生たちが、具体的な経験を通して環境に対する意識を育むことは、環境と建築が共存できる未来へと、着実につながると考えます。若手建築家の育成のため、日本における貴重で特殊な聖地における環境において、地元の建築士や施工者、大工や技師、職人の方々に古典的な工法を伝えていただきながら、技術者合宿指導により実制作を行います。また、日本の文化を世界へ率いる方々や、建築・美術 両分野を代表する評論家をはじめ、第一線で活躍をされている建築家や都市計画家、アートディレクターやコミュニティデザイナー、構造研究を担い教鞭を執られているストラクチャー・エンジニアによる講評をいただき、地域協力のもと、市民を招いた公開プレゼンテーションも行います。