2019年度の定期演奏会では、吹奏楽における「古典」であり「偉大なる財産」と言える作品をプログラミングした2公演を行いました。第51回定期演奏会では、日本音楽界を50年以上に渡り牽引し続ける重鎮、秋山和慶氏の指揮で芸術的価値の高い吹奏楽作品の数々を演奏し、多くの聴衆に古典の新しい発見と驚きをもたらしました。第52回定期演奏会では、チェコの作曲家にとりわけ造詣の深い下野竜也音楽監督指揮のもと、生誕100年を迎えるチェコの作曲家・ネリベルによる作品のみで構成した「オールネリベルプログラム」に挑み、聴衆にとっても大変意義深い鑑賞機会となりました。両公演ともに聴衆からのみならず音楽専門誌等でも高い評価を得て、今後の活動への更なる意欲と芸術文化発展に貢献していく決意を新たにする公演となりました。

【１】演目：広島ウインドオーケストラ第５１回定期演奏会〈アキヤマｃｏｎｄｕｃｔｓウインドバンド・クラシックス〉

曲目：１．ホルスト：吹奏楽のための組曲第１番変ホ長調op.28a 11分
　　　２．ホルスト：吹奏楽のための組曲第2番ヘ長調op.28b 12 分
　　　３．ジャンニーニ：交響曲第3番　　　　　　　　　　　　　23分
　　　４．リード：アルメニアン・ダンス（全曲）　　　　　　　　30分
指揮：秋山和慶　　
演奏：広島ウインドオーケストラ

入場者数：588名

【２】演目：広島ウインドオーケストラ第５２回定期演奏会〈ネリベル生誕１００年記念〉

曲目：ネリベル：交響的断章（１９６５）　　　　　　　　　　　　7分
　　　ネリベル：２つの交響的断章（１９６９）　　　　　　　　　15分
　　　ネリベル：クロノス（１９８５）　　　　　　　　　　　　　13分
　　　ネリベル：シンフォニック・レクイエム（１９６４）　　　　36分
指揮：下野竜也　　
バスバリトン：加藤宏隆
演奏：広島ウインドオーケストラ

入場者数：608名