コロナのために国境が封鎖され、より内向き志向になっている状況でも、異文化交流を促進し続けようと本作(本シーズン）を起案しました。2020年の春、世界がロックダウン状態の中、ロンドンとマドリード在住の女優たちに声をかけ、日米のスタッフと一緒に、インターネットを通して、2019年に製作した作品の続編となる配信向けの英語のコメディーの新シーズンを撮影・製作しました。
ストーリーは、コロナ禍で失恋して孤立している主人公が、スタンダップコメディーやフラメンコを通して、海外の友人たちに元気づけられる話です。言語は主に英語ですが、スペイン語、デンマーク語、日本語も会話に少し含まれています。
申請書に記載した通りの国内外のキャストとスタッフと、遠隔の演出で、撮影を2020年6月に完了させ、2020年9月から編集作業を開始、その後、サウンドデザイン・音声ミックスとカラーコレクション作業を進めました。
これらの作業と並行して、製作費の自己負担額を軽減するために、文化庁に、令和２年度「文化芸術活動の継続支援事業」補助金を申請し、採択されました。
また、国際経済交流財団発行の英文雑誌「Japan Spotlight 」誌の2021年1月・2月号に、本作についての英文記事を寄稿いたしました。
2020年の11月に予告編（１分）が完成し、2020年12月の韓国のアジア・ウェブ・アワードで、最優秀予告編賞を受賞いたしました。
2021年2月に、本編４話（合計36分）も完成いたしました。前シーズンを世界配信している英国のコメディー配信プラットフォーム「Twisted Mirror TV」社が、早速、本作を気に入り、今年春から配信開始が内定いたしました。

（報告画像には、本作のポスターと、韓国の賞、エンドロールにGBFundのロゴを記載した画像、および、４ページの英文記事の写真を添付いたします。）