活動ファンド | 社会創造アーツファンド Arts Fund |
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申請時期 | 2021年 第3回 |
活動地域 | 愛知県 |
活動ジャンル | 美術、音楽、演劇、その他 |
活動者名 | 国際芸術祭「あいち」組織委員会 |
活動名 | 国際芸術祭「あいち2022」 |
活動名(ふりがな) | こくさいげいじゅつさいあいちにーぜろにーにー |
実施時期 | 2022年 4月 1日 ~ 2023年 6月 30日 |
会場 |
実施場所:愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市) 所在地 :名古屋市、一宮市、常滑市 |
<名称>
国際芸術祭「あいち2022」/Aichi2022
<テーマ>
STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから
<芸術監督>
片岡 真実 (森美術館館長)
<会期>
2022年7月30日(土)~10月10日(月・祝)[ 73日間]
<主催>
国際芸術祭「あいち」組織委員会( 会長 大林 剛郎( 株式会社大林組取締役会長 兼 取締役会議長))
(1)活動概況
新たな芸術の創造・発信による世界の文化芸術の発展への貢献や、現代美術等の普及・教育による文化芸術の日常生活への浸透、さらには、文化芸術活動の活発化による地域の魅力の向上を目的に、国際芸術祭「あいち2022」を開催しました。
2010年から3年ごとに開催し、5回目となる今回は、「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートの力」をテーマに、国内外100組の参加アーティストによる最先端の現代美術やパフォーミングアーツ、ラーニングの各プログラムを展開したほか、様々な連携事業を実施しました。
①現代美術展
国内外の82組のアーティスト及びグループの新作を含む作品を展示し、多様な社会を反映した現代美術を紹介しました。愛知県美術館を含む愛知芸術文化センターや、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)など、県内の広域に展開しました。
②パフォーミングアーツ
国内外の先鋭的な演劇、音楽、ダンスなどの舞台芸術作品や関連プログラムを、愛知県芸術劇場および愛知芸術文化センター周辺で14演目上演しました。現代美術の文脈で語られてきたパフォーマンス・アートにも注目し、パフォーミングアーツをより横断的に楽しむためのレクチャーやトークなどを企画しました。
③ラーニング
「アートは一部の愛好家のためのものではなく、すべての人がそれぞれのやり方で楽しみ享受するもの」という基本的な考え方をコンセプトの核とし、幅広い層を対象とした様々な「ラーニング・プログラム」を実施しました。「あいち2022」会期中だけではなく、開幕までの期間を含め、フェーズ毎に目的を設定し、プログラムを構成しました。
④連携事業
県内の芸術大学を始め、多様な主体との連携による事業を展開しました。参加アーティストによる短期間の巡回展示を県内4市(長久手市、蒲郡市、半田市、西尾市)で開催するなど、愛知県内一帯への芸術祭を契機とした賑わいの広がりを目指しました。
⑤オンライン展開
国際芸術祭「あいち2022」に関する映像やオンラインでのプログラムなどを掲載する、「ラーニング・アーカイブ」を公式Webサイトで公開しました。
ラーニング・プログラムとして2021年から実施してきた片岡真実芸術監督による動画シリーズや、「愛知」や「美術史」、「芸術祭」について考えるレクチャーシリーズに加え、パフォーミングアーツ公演に関するトーク、現代美術展参加アーティストやキュレーターによるトークやディスカッションなど、「あいち2022」オリジナル企画をデジタルコンテンツとしてまとめました。
(2)達成できたこと
コロナ禍での開催であったにもかかわらず、国内外から48万人を超える来場者を迎えることができました。
また、アンケートでは、「良かった」「大変良かった」の回答が合わせて81.9%となり高い評価を得ました。
(3)現状の課題
有識者へのヒアリングでは、「地域分散は良いのだが、移動はなかなか大変。県外から来る人のために、会場間を移動できるような工夫をすべきではないか」、「地方会場については、暑い時期でもあるので水分補給できる場所があると良い。あとは地域会場の周り方とか、移動に関する情報、会場近くでランチができる場所などの情報が欲しいと思った。移動は大変だったので、シャトルバスなどがあると良い」といった意見がありました。
(4)今後の改善点
「あいち」の国際芸術祭は、現代美術を基軸に、パフォーミングアーツ、ラーニング・プログラムなど、ジャンルを横断した複合的な展開のほか、愛知芸術文化センターを始め、県内市町村のまちなかを会場に広域に展開することとしており、今後もこの「愛知の独自性」は維持しながらも、有識者等の意見も踏まえ、来場者が観覧し易いような対策を検討していきたい。
(5)自己評価
国内外100組の参加アーティストによる、作品展示やパフォーミングアーツ公演などを展開し、コロナ禍での開催であったにもかかわらず、48万7,834人の来場者を迎えることができました。
来場者アンケート等から算出した経済波及効果は、73億円となっております。
(6)2021 Arts Fundの助成を受けたことによるメリット
寄付による協賛63件のうち、2021 Arts Fundを通じた寄付が、18件と約3割を占めており、幅広く協賛活動をすることができました。
(7)活動実施における協力機関や他の協同団体の関与について団体名及びその内容
《助成》
文化庁/一般財団法人地域創造/Acción Cultural Española/ブラジル大使館/Creative New Zealand/大和日英基金/Institut für Auslandsbeziehungen/公益社団法人企業メセナ協議会/mondoriaanfonds/Office for Contemporary Art Norway/proyecto amil/Stimuleringsfonds Creative Industrie/台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/公益財団法人全国税理士共栄会文化財団
《協賛》
株式会社麻生/エレコム株式会社/株式会社大林組/株式会社大丸松坂屋百貨店/森ビル株式会社/株式会社LIXIL
かんべ土地建物株式会社/資生堂ジャパン株式会社/ソニーグループ株式会社/東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
イオン株式会社/吉野石膏株式会社/株式会社ロコガイド
一般社団法人愛知県歯科医師会/一般社団法人愛知県薬剤師会/アクセンチュア株式会社/NTPホールディングス株式会社/岡谷鋼機株式会社/河村電器産業株式会社/公益財団法人現代芸術振興財団/株式会社コングレ/株式会社サードウェーブ/株式会社サーラコーポレーション/中部電力株式会社/寺田倉庫株式会社/東海東京証券株式会社/名古屋ステーション開発株式会社/名古屋鉄道株式会社/ 株式会社ニッショー/ 野村證券株式会社/Phillips Auctioneers Limited/株式会社マツシマホールディングス
愛知県信用保証協会/HTC NIPPON株式会社/株式会社小菊製作所/THE TOWER HOTEL NAGOYA/サントリーホールディングス株式会社/滝一之/中部国際空港株式会社/一般財団法人T&Y Projects/東邦ガス株式会社/吉田俊雄/株式会社リュックス/リンナイ株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社/愛知環状鉄道株式会社/株式会社愛知銀行/愛知県行政書士会/一般社団法人愛知県建設業協会/一般社団法人愛知県浄化槽協会/公益社団法人愛知県私立幼稚園連盟/一般社団法人愛知県鍼灸マッサージ師会/公益社団法人愛知建築士会/一般社団法人愛知県土木研究会/愛知県農業土木研究会/愛知県美術館友の会/愛知県舗装技術研究会/一般社団法人愛知ビルメンテナンス協会/朝日電気工業株式会社/いちい信用金庫/株式会社伊藤建築設計事務所/MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社/LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン株式会社/OKB 大垣共立銀行/大林組名古屋林友会/春日井司法書士事務所/株式会社加藤連合建設/株式会社カプコン/壁絵錦三/株式会社キャリアネット/興和株式会社/後正産業株式会社/関谷醸造株式会社/セクダム株式会社/第一生命保険株式会社/知多半島ケーブルネットワーク株式会社/知多メディアスネットワーク株式会社/株式会社東海理化/東明工業株式会社/トーテックアメニティ株式会社/豊島株式会社/鳥開総本家/名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科/名古屋市教職員福利厚生会/名古屋樹脂工業株式会社/名古屋商工会議所/名古屋ファッション専門学校/株式会社日建設計/日本空調システム株式会社/ハイビックス株式会社/尾西信用金庫/福玉精穀倉庫株式会社/ホーユー株式会社/松下英勝税理士事務所/丸美産業株式会社/ミクスネットワーク株式会社/三井住友海上火災保険株式会社/株式会社三井住友銀行/名港海運株式会社/モリリン株式会社
《協力》
愛知県立芸術大学/荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所/INAXライブミュージアム/Esther Schipper/株式会社オルタナティヴ・マシン/Galerie Buchholz/株式会社起点/京都芸術センター/京都芸術大学/Goodman Gallery/kurimanzutto/ケンジタキギャラリー/有限会社絞染色 久野染工場/Sprüth Magers/第38回有松絞りまつり実行委員会/タカ・イシイギャラリー/Take Ninagawa/デルタ電子株式会社/とこなめ焼協同組合/名古屋芸術大学/Bula'Bula Art Center/Protekto/Perrotin/MAHO KUBOTA GALLERY/南医療生活協同組合/株式会社モリサワ/森美術館/mont-bell/Ratio 3/One Million Years Foundation
《会場提供》
有松絞商工協同組合/合資会社安藤来助商店/INAXライブミュージアム/加藤呉服店/株式会社加藤連合建設/ 川村屋/ 国島株式会社/ ゲストハウスMADO/ 株式会社竹田嘉兵衛商店/常々/合資会社中浜商店/のこぎり二/株式会社張正/碧海信用金庫/山田家(旧山田薬局) 山田修生
《アンバサダー》
imma(バーチャルモデル)/河瀨直美(映画作家)/近藤誠一( 近藤文化・外交研究所代表、元文化庁長官)/隈研吾(建築家)/草野満代( フリーアナウンサー)/ナガオカケンメイ( D&DEPARTMENT ディレクター、デザイン活動家)/西高 信宏(太宰府天満宮宮司)/野崎萌香(モデル、タレント)
(8)集客人数
487,834人
(9)媒体への露出(記事タイトル/媒体名/掲載年月日)
《テレビ》
”猩々”のパレード 国際芸術祭「あいち2022」の一環/NHK総合/2022年7月23日
国際芸術祭「あいち2022」が開幕/中京テレビ/2022年7月30日
生き物とともに作品制作 現代アーティスト AKI INOMATA/テレビ朝日/2022年8月11日
他71件
《新聞》
芸術祭あいち 継承と刷新と トリエンナーレ後継 きょう開幕/中日新聞朝刊/2022年7月30日
この時代をどう生き抜くか 国際芸術祭「あいち2022」/日本経済新聞/2022年8月13日
「手ごたえを感じている」 来場48万人 閉幕に片岡監督/朝日新聞/2022年10月12日
他220件
《WEB》
国際芸術祭 あいち 2022「STILL ALIVE」/ART iT/2022年8月9日
国際芸術祭「あいち2022」が開幕! 不安定な時代に、テーマ「STILL ALIVE」に想いを巡らせて/ARTLOGUE /2022年8月18日
米芸術家、「故郷」常滑に帰還 同郷のエマニュエル大使も歓迎/時事通信ニュース/2022年8月22日
他1,282件
《雑誌》
国際芸術祭「あいち2022」プログラム全容発表/美術の窓/2022年5月20日
透明ランナー|国際芸術祭「あいち2022」――現代アートから土地の歴史・文化・産業を想起する/文藝春秋/2022年9月2日
国際性と地域性、100通りの生の物語/芸術新潮/2022年9月24日
他75件