宮城の伝統産業である手漉き和紙。伝承者の減少に加え、震災により約400年の歴史をもつ工房をなくしてから一時は事業をあきらめかけたが、時代に即した「使われる和紙」を目標に、新たな視点から商品開発をすることで事業再建を決めた。原料の生産・加工を地元で行うことで町の活性化を促すと共に、魅力的な事業にすることで新たな担い手を発掘し、雇用の創出・伝統技術の継承を目指す。