真鶴まちなーれは、神奈川県真鶴町にて2014年8月9日（土）〜31日（日）の計23日間にわたって開催される芸術祭です。

真鶴まちなーれの大きな特徴は、町の魅力を感じるための「町歩き」と「交流」です。

町に点在するアート作品を巡りながら、町を散策することで、真鶴町特有の斜面地の形状や独特の町並みをかんじることができます。また、会期中は様々なワークショップが開催されており、アーティスト、研究者、町民など、ワークショップを通して生まれる交流も大きな楽しみのひとつです。

この夏、自然豊かな小さな港町が文化芸術を楽しむ舞台として賑わいを創出します。

【概況報告】
2014年夏、「感じる芸術祭　真鶴まちなーれ」は、23日間の会期中に約5,000人の来場者を迎えることができ、盛会のうちに閉幕しました。

参加アーティストが13名と総作品点数が少なく、芸術祭と銘打つには規模が小さなアートプロジェクトではありましたが、23日の会期中にメイン会場のコミュニティ真鶴では毎日ワークショップが実施され、総ワークショップ数は40タイトルを超えました。

真鶴まちなーれは、野外に展示されたアート作品を見て回るだけではなく、町の魅力を楽しむアートと交流を中心としたアートプロジェクトとして実施しました。夜の港を彩るライトアップ作品、小学校の体育館に描かれた貝をモチーフに壁画、港を望む斜面地で異彩を放つ黄色い網干し小屋など、見慣れた町の風景に突如現れたアート作品に、観光客や町民の皆さんは楽しんでいただけたようです。

また毎日開催されたワークショップでは、匂いをテーマに夜の町を歩く「くんくんウォーク｜ナイト」、手作りのナチュラルソープづくり、美術館の茶室を利用した「差の湯の会」など、多様なラインナップで1,000人以上の方にご参加いただきました。

美の基準という独自のまちづくりルールによって、そのユニークな風景を守り育てている神奈川県「真鶴町」を舞台に、今後とも地域の魅力を文化芸術で発信し、創造性を高めていけるような活動を続けていきたいと考えております。

改めて今回ご支援いただいた皆様に、この場を借りて御礼申し上げると共に、引き続きのご支援を宜しくお願い致します。