活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2014年度 第2回 |
活動地域 | 神奈川県 |
活動ジャンル | 美術、生活芸術、舞踊、その他 |
活動者名 | 特定非営利活動法人 スローレーベル |
活動名 | ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014 |
活動名(ふりがな) | よこはまぱらとりえんなーれ |
実施時期 | 2014年 8月 1日 ~ 2014年 11月 3日 |
会場 |
実施場所:象の鼻テラス、象の鼻パーク 所在地 :神奈川県横浜市中区 |
本事業の実施に際しては、「見たことのないアートを横浜から世界へ発信すること」「一流の伴走者(アカンパニスト)を育てること」「障害の有無を越え、誰もが参加できるフェスティバルとすること」「社会の障壁を取り除くためのアクションとなること」「既成概念を打ち破り、新しい未来を創造すること」により、誰もが居場所と役割を実感する地域社会の実現に貢献することを志しました。
実施した後の成果としては、障害者やご家族、障害のある方を支援する施設や関係者から「日常とは違う環境、新しい出逢い、違う立場や役割を多く経験することができた」「一般参加者と障害者がお互いの作品に影響を受け、障害のあるなしに関係なく同じ空間を共有していた」という感想が得られました。また、アーティストからは「従来の試みとは異なる、障害者のアートを紹介する新しいアプローチを美術関係者、福祉関係者、一般の来場者に示すことができた」「障害者のもつ新しい表現の可能性を広げる作品を紹介できた」「障害のある方が発表することで自分たちが表現者として受け入れられると言う気づきにつながった」との意見が寄せられました。普段障害福祉と接する機会のない人にとっても、改めて障害を考える機会となり、障害に対する理解が深まったと考えています。
今回の事業はテレビ番組や新聞、雑誌といったメディア等にも多数取り上げていただき、広告換算額にして約6億5千万円の効果がありました。媒体も普段から障害者を取り上げているもののみならず、アート関係の雑誌などこれまであまり障害を取り扱っていなかった媒体、NHKや民放の報道番組での特集など、幅広い媒体で取り上げられ、これまで障害になじみや関心がなかった方々に対しても「障害者とプロフェッショナルの協働という、新しい取り組みを行っている街・横浜」を訴求することができました。これをきっかけとして、「最も住みやすい町“横浜”」の創造に近づくことができたと考えています。
また、会期中に中国・泉州副市長をはじめ、日本のみならず海外からも101名の視察を受け入れました。
最後に、本取り組みは「日本のコ・クリエーションアワード2014」のベストケーススタディにも選出され、障害の有無を超えた協働や、ダイバーシティの実現を推進している点等が評価されました。
詳しくは、「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014実施報告書」を参照ください。
○ 期間中の来場者数 108,209名
○ ものづくりワークショッププログラム参加人数 943名・団体
○ パフォーマンスワークショッププログラム参加人数 231名・施設
○ イベント参加人数(概算) 465名
○ ボランティア登録者数 116名