活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2014年度 第3回 |
活動地域 | 東京都 |
活動ジャンル | 音楽 |
活動者名 | 大津純子室内楽実行委員会 |
活動名 | 大津純子 心のコンサート シリーズ その18 |
活動名(ふりがな) | おおつじゅんここころのこんさーとしりーずそのじゅうはち |
実施時期 | 2014年 10月 25日 ~ 2014年 10月 25日 |
会場 |
実施場所:代官山ヒルサイドプラザ(代官山ヒルサイドテラス内) 所在地 :東京都渋谷区猿楽町29 |
*来場者数:105名
*参加者の声:素晴らしいコンサートだった。これまで聴いたことのことのない曲(作曲者:Pauline Viardot)だったが、繊細な音楽に直ぐに惹きこまれて深く感動した。新しい音楽体験ができて本当に良かったと思う。ヴァイオリンが語り掛けるように演奏され、心に沁み入ってくる。ヴィヴァルディの<四季>は弦楽合奏で何度も聴いているけれどヴァイオリンとピアノのみで演奏されるのを聴いたのは初めてだったが、親密感に溢れた演奏は素晴らしく、今回の楽器の組み合わせの方が好きになってしまった。演奏者による解説が的確で分かりやすい。演奏される曲目のバックグラウンドが分かると、その音楽が大変身近かに感じられ、とても楽しめる。選曲が秀逸。
*音楽評論家・谷戸基岩氏、国立音大名誉教授・小林緑氏(女性作曲家研究者)による評:音楽の解釈が素晴らしく、演奏表現が見事で、作品上の新しい発見をさせて頂けた。一般的には余り知られていない Viardot の作品を取り上げて頂けて大変嬉しく思っている。とても意義深い企画で、参加できて本当に良かった。
*プロデューサーによる、活動終了後の感想:毎回プログラミングには工夫を凝らしている。お客様にとって馴染みのない作品であっても、興味を持って熱心に聴いて下さることは実に有難く、喜びである。いつも新鮮な音楽体験をお客様に楽しんで頂けるよう、今後とも優れた企画の提供に心を砕いていきたい。
*新しい寄付と申請システムについての感想:インターネットによる手続きは、メセナ協議会にとっては仕事が軽減されるかと思うが、こちらは仕事量が増えた上に手数料が倍額になり、納得がいかない思いがする。また、寄付者の方々にも一方的に(寄付するための)手続きをインターネット上でして頂くことになり、ご厚意に対して失礼に当たるのではないかと気に懸る。こちらから寄付をお願いしづらくなった。
*今後の課題:出来れば当企画への支援者をもっと募っていきたいと考える。
2005年より年2回のペースで開催されている、ヴァイオリニスト・大津純子プロデュースによるクラシック室内楽サロン・コンサート・シリーズの第18回目。毎回、コンサート・テーマに関連する分野から著名人をゲストに迎え、それぞれの視点からの話を伺うことで、音楽の持つ<普遍性>や<社会との接点>にも目をむけて頂きたいと考えている。
今回は、ヴィヴァルディ<四季>より「秋」と「冬」を取り上るが、環境問題の専門家・末吉 竹二郎氏より、日本の美しい四季が失われつつある現状、そして、温暖化によってもたらされる“地球の直面する難題”についての最新情報を伺う。また、19世紀ヨーロッパ・オペラ界のスーパー・プリマドンナ、作曲家、ピアニストとして同時代のヨーロッパにおいて圧倒的な存在であったポリーヌ・ガルシア・ヴィアルドの作品を取り上げる。ヴィアルドの類まれなる才能と人格は、ロッシーニ、グノー、リスト、R.シューマン夫妻、ベルリオーズ、サン=サーンス、フォーレ、ショパン、ジョルジュ・サンド、ブラームス、チャイコフスキー、ロシアの文豪ツルゲーネフといった当時のヨーロッパにおける文化的重要著名人・知識人たちを魅了し、賛美の的となっていた。女流であることが災いしてか、彼女の作品はこれまで演奏されることが殆どなかったが、その気品と洒脱さ溢れる作風は瑞々しく、今回是非に聴いて頂きたい。毎回の来場者からは、選曲の秀逸さ、企画内容の面白さ、感銘深い演奏、そして演奏者自身による曲目解説の的確さと分かり易さが大好評である。コンサート終演後、会場にて催される懇親会(ワインやオードブル付)にて出演者と聴衆との交流をはかる。出演:大津 純子・ヴァイオリン、岡田 知子・ピアノ、お話: 末吉 竹二郎・環境問題スペシャリスト/国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問
会場:代官山ヒルサイドプラザ 開演:17:30(開場:17:00)
入場料:6,000円(演奏会後のワイン、オードブル付懇親会を含む)
親密なサロン・コンサートの場を実現するため、一般聴衆と音楽愛好家など100~120名の参加者が目標。 *地下会場へのエレベータ有:老若男女/身障者参加可能