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「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル」参加公演『Lay/ered』

ダンサー・振付家の鈴木ユキオと、ホーメイ歌手で美術家である山川冬樹の音とダンスが交錯するライブパフォーマンス。
「0(ゼロ)」が「1」に立ち上がる瞬間、または、そこで生まれた「1」が連なる瞬間をみせる。ひとつの動きや音は、ダンスや音楽となりうるのか。
その瞬間には、新しい表現の可能性がつまっているー。

活動情報

活動ファンド 助成認定制度
申請時期 2014年度 第3回
活動地域 東京都
活動ジャンル 舞踊
活動者名 Yukio Suzuki PROJECT
活動名 「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル」参加公演『Lay/ered』
活動名(ふりがな) とーきょーえくすぺりめんたるふぇすてぃばるさんかこうえんれいやーど
実施時期 2014年 10月 31日 ~ 2014年 10月 31日
会場 実施場所:両国門天ホール
所在地 :東京都墨田区両国1-3-9 ムラサワビル1-1階

活動完了報告

<来場者数>56名
<成果>
【ダンスと音楽の境界を超える】音楽とダンス、あるいは、音と身体の既存の境界を超えるために、さまざまな実験を行ってきたその結果がひとつ現れたと感じている。鈴木ユキオの動きがだす音、身体が生み出す沈黙は、まさに音楽のようであったし、山川冬樹の音をだすその動き一つ一つがダンスのように感じられた。これは、多くの観客から聞かれた感想であり、企画の意図が明確に提示できたと感じている。ひとつのジャンルに縛られることなく活動してきた2人にとっては、互いの専門領域を侵食しながら行うパフォーマンスは、新たなダンス・音楽のカタチを提示できたことは今後の糧となる。
【クリエイションパートナーの発見】初めての共同作業であったが、それぞれの分野においての持論が非常に似ており、「パフォーマンス」を実験していく中で、互いの創造意欲が相乗効果で刺激されていた。特に鈴木ユキオにとって、ダンサーとしてではなく、音を奏でるパフォーマーとして同等に創作・出演したことは初めてであり、自身のダンス観も大いに刺激され、また山川にとっては、「ダンス」と真っ向から向き合ったことは初めてであり、「身体」から「ダンス」へつなげる過程を経験したことは、非常に興味深かった。お互いの創造欲求の相違点は今回の企画で強く確かめられ、新たなクリエイションパートナーとして、今後も継続してこの実験を行うことを約束している。
【観客層の拡大】TEF参加企画ということで、これまでのダンスに偏った観客層から幅を広げ、アート・音楽ファンもいたように感じる。パフォーマンスそのものがジャンルレスになるにしたがい、観客もそのようになることができたらと考えていたので、非常に大きな成果だと考える。これを今後につなげ、より広く深い観客にアプローチできるように考えたい。
<今後の課題>内容に関しては、稽古の時間をより重ねることで、もっと明確にコンセプトを伝えることができたのではないかとも感じている。また、現場での稽古時間配分が少なかったことも原因であり、今後は、「音」と「身体」がより納得のいく形で作品を紡ぎ出せるように、事前準備などに工夫をしたい。

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