参加者はキャスト１６名、スタッフ１９名の合計３５名。入場者数３４４名（３回公演、チケット販売枚数は３８２枚）、使用会場の１階はほぼ満席の状況。関係者、観客は質の高い公演に感動していた。参加者中初舞台のキャストが２名いたが、他の出演者との経験の差を感じさせないほど、短期間で相当のレベルアップが図られた。東日本大震災以降、いわきの演劇界は少しずつ復興への歩みを見せ始めたところである。更に復興への刺激になることを願い、本企画を実行した。本企画で他の劇団も大きな刺激を受けたようで、それぞれの定期公演に前向きになったようである。
ただ、演劇に関わっていた方で他県に避難を続けている方も多く、人材の新たな掘り起しが今後の大きな課題として残っている