毎年、日本全国から若手演奏家（18～28才）が、予選を勝ち抜いて広島にやってきます。第１位、第２位、第３位、第４位などには、奨学金としての副賞賞金が贈られます。審査員には、著名なピアニスト横山幸雄氏が10年間も務められ、このコンクールに大きく貢献されています。他に、世界でも活躍のサックスの平野正崇氏、中四国随一の広島のテノール枝川一也氏をむかえて行います。横山氏は、国内でも非常にレベルの高い新人が集結しているコンクールと高い評価を出されています。
　様々な楽器の演奏があり、それぞれの専門の枠を超えて聴衆に大きくアピールすることの出来る総合的な演奏力が必要な演奏会形式のコンクールです。このコンクールの特徴の一つとして、コンクール終了後に参加者全員と審査員の先生方との親睦会があり、審査員の先生方から直に生のアドバイスをいただけることです。これは、新人の方々にとっては非常に励みとなり、入賞の有無にに関わらず参加者全員の貴重な体験となります。
　優勝者は、次年度に同コンクールの招待演奏をしていただきます。また、他の入賞者にも同年秋に開催されます「廿日市音楽祭」において演奏していただくことになっています。