■来場者数
・［東部公演］1月16日（土）14:00開演　182人／19:00開演　80人
　　　　　　　 　 17日（日）14:00開演　255人
・［中部公演］2月13日（土）14:00開演　140人
　　　　　　 　　 14日（日）14:00開演　161人
・［西部公演］2月27日（土）14:00開演　225人
　　　　　　 　　 28日（日）14:00開演　312人

総来場者数　延べ1,365人（内、有料来場者1,166人）

■活動を終えての感想
　これまでは鳥取市鹿野町の本拠地での上演にこだわってきた。作品をつくりこみ、自分たちの劇場で観客をもてなすことを大切にしたいと考えてきたからだ。しかし27年度の秋に施設の老朽化対策のため、改修工事を行うことになった。そこで今回は、鳥取県内にある他の会場を巡回して行うこととなった。演目は幅広い世代から愛される有名な童話『白雪姫』である。本作は県外や韓国でも上演し、大変好評を得た。鳥取の中部と西部には、これまで子供向けの小さな作品を持って行ったことはあるが、本格的にホールで上演するのは今回が初めてであった。これを機に新しい観客と多く出会いたいと考え、公演情報が周知されるよう新聞広告を出した。さらに教育委員会に後援をしていただき県内全域の小中学校でチラシを配布してもらった。そして上演日には会場の待合スペースに鳥の劇場の作品や取り組みなどを紹介する映像や写真、新聞の掲載記事などを展示し、多岐にわたる活動を知っていただいた。
　また、お客様に記入していただいたアンケートを集計してみると、中部と西部の公演において、「鳥の劇場の作品を初めて見た」という方がお客さんの半数以上であることが分かった。鳥取県は横に長い形をしており、鳥の劇場は東部の山あいにある。行きたくてもなかなか行けないという声はこれまでもあり、今回の巡回公演でそのような方々とようやく出会うことができた。これは各地域の人々に親しまれている公共ホールで上演したことも来場者が伸びた要因の一つであると考えられる。今後も他の財団と協力しながら、鳥取県内各地での上演を継続していきたい。