活動ファンド | 助成認定制度 |
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申請時期 | 2015年度 第2回 |
活動地域 | 茨城県 |
活動ジャンル | 美術 |
活動者名 | アーカスプロジェクト実行委員会 |
活動名 | アーカスプロジェクト2015いばらき |
活動名(ふりがな) | あーかすぷろじぇくとにせんじゅうごいばらき |
実施時期 | 2015年 7月 20日 ~ 2016年 3月 31日 |
会場 |
実施場所:アーカススタジオ他 所在地 :茨城県守谷市 |
活動の概況
アーカスプロジェクト実行委員会では,海外から現代芸術分野の若手アーティストを招聘し,滞在中の創作活動を支援する「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」を核として,「地域プログラム」では様々なワークショップや,教育とアートの融合を図るアートエデュケーション構想事業などを展開し,身近にアーティストと交流し,楽しみながら芸術創造活動を体験できる機会を提供するとともに,魅力ある地域づくりを推進した。
活動の概況については,別添資料を参照。
~アーカスプロジェクト2015いばらき事業概要~
実施期間:2015年7月~2016年3月
実施場所:アーカススタジオ(もりや学びの里内)等,市内外各所
助 成:平成27年度文化芸術の海外発信拠点形成事業(文化庁),公益財団法人花王芸術・科学財団,
公益財団法人朝日新聞文化財団,国際交流基金アジアセンター
後 援:インドネシア共和国大使館,ブリティッシュ・カウンシル,南アフリカ共和国大使館
協 賛:企業19社
協 力:アサヒビール(株),特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ,(株)レオパレス21,
さくら坂VIVACE,ハンスホールベック,寿し屋の小平治,茨城をたべよう運動推進協議会,
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運 営:アーカスプロジェクト実行委員会
プログラム内容:1.アーティスト・イン・レジデンスプログラム(認定事業)
2.地域プログラム
〔アーティスト・イン・レジデンスプログラム〕
○参加者数:417人(アーカスプロジェクト2015事業全体:3,212人)
○参加者や関係者の声
海外アーティストの視点から,茨城・守谷のみならず地域について,また,日本社会において新たな発見があるといった意見が多く見受けられた。また制作に関わった参加者からは,アーティストの作品ではなく,普段の制作活動や思考に直接的に触れることを通して,制作の背景にある意図や,視点など芸術文化の多様性について触れることが出来たといった反応が多かった。
○活動を終えての感想
今年度の公募件数は81カ国・地域より(地域数としては過去最大)から599件の応募があった。このことは世界中から本プログラムへの関心の高さを示している。選考委員会により選ばれた3名のアーティストはそれぞれ,歴史,移民問題,また個人の国籍とアイデンティティへの関心から制作を進めた。本プログラムが重要の要件としている地域住民や日本社会との関わり,連携や共同での制作を伴った活動を行い,制作に参加した住民はもとより,地域社会からの関心が高かった。110日間と長期にわたるプログラム中には,日本人芸術家,キュレーター,またアート関係者などとのネットワーク関係の構築や地域社会との強い結びつきを築くなど,充分に質の高いプログラム構築が行えた。制作発表の機会となるオープンスタジオでは,8日間で323人の来場者があり,また小・中学生を対象としたキッズツアー,ガイドつきのスタジオツアー,アーティストとキュレーターによるトークや,アート関係者を招いてのディスカッションを期間中にイベントとして実施するなど,多年代にむけて多角的に制作活動と芸術文化について紹介することができた。今年度の招聘アーティストは20代後半,30代前半と比較的若いアーティストであったが,本プログラムを通じて,今後の世界的な活躍が期待される。
○今後の課題
全国や世界の芸術関係者に高い評価を得ているアーカスプロジェクトを,より多くの人々に周知し,各種事業に参加していただくため,魅力あるプログラムを企画し実施するとともに,多くのマスメディアに取り上げられるよう,積極的に情報発信を行う。
○その他
1~2月に実施予定だった「いちねんせいのさくひんてん」は,認定前の6月から7月初旬にかけて「アーティスト・イン・スクール」として実施した。
海外から現代芸術分野の若手アーティストを茨城県守谷市内のアーカススタジオに招聘し,滞在中の創作活動を支援する「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」を核として,地域住民に芸術・文化に触れる機会を提供する「アートと地域をつなぐ交流プログラム」を展開し,芸術・文化を活かした地域の活性化を促進するとともに,茨城県のイメージアップや交流拡大を図っています。