活動ファンド | 社会創造アーツファンド Arts Fund |
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申請時期 | 2015年 第3回 |
活動地域 | 東京都 |
活動ジャンル | 美術、舞踊、音楽、映画、演劇 |
活動者名 | フェスティバル/トーキョー実行委員会 |
活動名 | フェスティバル/トーキョー15 |
活動名(ふりがな) | ふぇすてぃばるとーきょーじゅうご |
実施時期 | 2015年 10月 31日 ~ 2015年 12月 6日 |
会場 |
実施場所:東京芸術劇場、あうるすぽっと、にしすがも創造舎、アサヒ・アートスクエア、彩の国さいたま芸術劇場、池袋西口公園、豊島区 第十中学校 所在地 :東京都豊島区、東京都墨田区、埼玉県さいたま市 |
2009年に誕生した国際舞台芸術祭「フェスティバル /トー キョー」(以下、F/T)は、日本国内で最大規模かつ国際水準の舞台 芸術フェスティバルとして、同時代の優れた舞台作品の製作・上演を軸に、無料の野外イベント、トーク、映画上映など多彩なプログラムを展開。舞台芸術の魅力を多角的に提示し、国境、世代、ジャンル を超えて多様な価値が出合い、新たな可能性を拓く場となることを目指している。また、東京、そして日本の舞台芸術シーンを活性化し、国内外の劇場・文化機関・フェスティバルとのネットワークの構築と文化交流の促進に取り組むものでもある。
8回目の開催となったF/T15は、これらの基本的なミッションと方向性を受け継ぎつつ、フェスティバル/トーキョー実行委員会、豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、NPO法人アートネットワーク・ジャパン、アーツカウンシル東京・東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)が主催。文化庁による助成、アサヒビール株式会社、株式会社資生堂の協賛に加え、豊島区の地域団体をはじめとする多くの企業支援のもと、2015年10月31日(土)~12月 6日(日)の37日間にわたって、豊島区・池袋エリアの東京芸術劇場、あうるすぽっと、にしすがも創造舎、池袋西口公園、豊島区 旧第十中学校、アサヒビール株式会社から提供されたアサヒ・アートスクエアにおいて12演目3企画を実施した。
主催プログラムでは「融解する境界」をテーマに、日本と西欧の舞台芸術シーンを牽引する演出家たちによる作品を製作・上演。 また、国際交流基金との協働により昨年から開始したアジア・シリーズの第2弾では、国際交流基金アジアセンターとの共催で急速な社会変化を続けるミャンマーを特集。その他、アートフェスティバルの展望を考えるシンポジウムやポーランド、マレーシア、中国の舞台芸術の現在を紹介するトーク、豊島区庁舎や図書館を活用した展示など、多彩なプログラムを展開した。また、連携プログラムとして9~12月に都内および東京近郊で開催された18の公演がF/T に参加したことに加え、同時開催されたアジア舞台芸術祭とも広報連携を行い、東京の舞台芸術シーンを広く発信した。
F/T15ののべ観客数は、55,624人であった。このうち、主催公 演は34,612人で、前年比で8,011人の増加であった。財政面では、文化庁助成金が枠組みの変更に伴って減額となったことから、 例年に増して厳しい予算状況での運営となった。
また、人材育成を舞台芸術シーン全体の重要な課題と考え、インターンシップ・プログラムを実施し28名を受け入れたほか、パイロット事業としてF/Tキャンパスを実施。加えてアジア舞台芸術祭における「APAFアートキャンプ(舞台芸術国際共同製作人材育成 事業)」を共催した。
さらに、今年も多くのボランティア・スタッフがフェスティバルを支えた。より幅広いフェスティバルへの関わり方を提供すべく、ボランティア・スタッフの制度と名称をリニューアル。「F/Tサポーター」として登録した258名が、会期中の運営補助だけでなく、プログ ラムへの参加や自主企画による活動など年間を通した活動を展開した。