オペレッタの本場ウイーンでも研鑽を積んだ指揮者の柴田真郁氏と行列のできる演出家、岩田達宗氏の両氏による熱くも精緻な舞台作りにより、日本語の歌詞・台詞を取入れながらも音楽・舞台ともに妥協せずに作り上げられたことで、多くの来場者、とりわけ初めてオペラ鑑賞された方やオペラ初心者の方からの高評を得ることが出来た。地域の大人に加え子どもたちにもオペラ文化の素晴らしさを体験してもらうことで、目標であったオペラ文化の普及と向上に努めることに貢献できた。また、敷居の高さを感じるオペラを日本語の公演とすることで、台詞や物語も分かりやすく親しみやすい公演となり、地域の子ども達も参加することで保護者も含めてホールが位置する吹田市民にオペラへの理解を深めてもらう為の一助となった。