2016年7月18日(月・海の日)、中野区民合唱団は杉並公会堂大ホールで第23回定期演奏会を実施しました。
毎回借用していたなかのZEROホールは改装工事中の為お隣の区での引っ越し公演となりました。
演奏曲はモーツァルトのレクイエムとミサ・ブレヴィスKV192 です。
指揮は山﨑滋先生、ソリストに(S)半田美和子さん,(A)小倉牧子さん,(T)坂口義行さん,(B)小林大祐さんを、管弦楽に市響ジュニアオーケストラを迎えました。
ご協力いただいた方々の熱演に恵まれ、客席からブラボーの声が何度も上がり、大きな拍手が長く続く良い演奏会となりました。
しかしながら、来場者数はここ10年来なかった少なさで目標を大きく下回りました。原因を良く分析し反省し今後に生かしてゆきたいと考えています。
1993年なかのZEROホール竣工を祝ってベートーヴェンの第九交響曲を歌った仲間がその感動をもう一度と思い生まれた合唱団です。以来23年、プロの指揮者・ソリストとオーケストラの協力を得て毎年演奏会を重ねて参りました。今回はモーツァルトの作品2曲を演奏します。映画アマデウスの題材にもなった名曲「レクイエム」と若き日の教会音楽作品の最高峰と言われる「ミサ・ブレヴィス ヘ長調」です。「レクイエム」はモーツァルトの死により未完でしたが、弟子のジュスマイヤーにより残された資料を駆使し完成されました。近年この補完に関する研究が進み多くの修正版が発表されています。今回は2005年出版されたミュンヘン音楽大学教授フランツ・バイヤーの修正版を使います。