活動ファンド | 助成認定制度 |
---|---|
申請時期 | 2024年 第1回 |
活動地域 | 東京都 |
活動ジャンル | 美術、生活芸術、舞踊、音楽 |
活動者名 | 一般社団法人 Co-production of art Works-M |
活動名 | Center line art festival Tokyo 2024 |
活動名(ふりがな) | せんたーらいんあーとふぇすてぃばるとうきょうにーぜろにーよん |
実施時期 | 2023年 12月 1日 ~ 2025年 2月 28日 |
会場 |
実施場所:JR中央沿線施設(ギャラリー・公共施設等を予定) 所在地 :中央線沿線、中野〜国立までの施設を予定。各施設ともに最寄り駅から徒歩5〜15分ほど。 |
ClafTは毎年秋に開催されるCenter line art festival Tokyo と通年で行われるClafT アートイベント・ワークショップ・ラーニングイベントを通じて、市民生活へ深く浸透する文化・芸術の創造と体験の場を創出し、新たな文化発信のプラットフォームの確立を進めてゆきます。そのなかで東京西部多摩地域の広域文化を体系化し、東京の中心文化圏に並ぶ「郊外文化圏=Suburban cultural area」を国内外へ向けて発信することにより、東京の文化に多層性を生み出してゆくことを目指しています。
また、フェスティバル事業では、美術・舞台・映像・音楽等、多彩なプログラムを開催し、市民がアートの多様性を体感できる場所を提供するとともに、市民自らが芸術の創造と発信に自発的に参加できる環境を整えてゆきます。開催にあたっては、行政区間を超えた回遊型アートフェスティバルとすることによって、人と人、人と街、街と街を繋ぎ、中央線沿線に「アートを介した小さな旅」というマイクロツーリズム・アートツーリズムを生み出してゆくことを目的としています。
<Center line art festival Tokyo 2024 開催にあたって>
2020年のコロナパンデミックから3年という月日を経て、世界は再び日常の生活を取り戻しつつあります。しかし同時に、パンデミックという大きな転換点は私たちの未来への分水嶺となって多くの問題を可視化し始めているようにも思います。
SNSをはじめとするオンラインコミュニケーションの台頭は、それらメディアに関わる個人の心的バランスに大きな変化をもたらしています。また、パンデミック収束に伴う国境を越えた人の移動の再開は、多くの地域でオーバーツーリズムを引き起こし、地域環境への配慮が世界的に呼びかけられるようになりました。一方で、中東やウクライナ地域で起きている紛争に解決の糸口は見つかっておらず、未だ多くの人々が不安な日々を送っています。
パンデミックから現在、非常に重要な時期をむかえている世界の情勢や国内のあらゆる状況のなかで、個人の日常生活において尊重されるべきは「心」のありようなのではないでしょうか。
アートは分野や時代の別だけでなく、人種や地域などの属性や、あらゆる障害を超えて普遍的に人の心に作用するものです。その作用には、多様性に満ちた社会に向かうための理解と、言葉を介すことなくとも心を通わすことができる共感が備わっています。また、加速し続ける情報化社会や不安定化している世界情勢と自然環境のなかにあって、個人の心を助け、整え育むものでもあります。
全ての人たちが不安になることなく心豊かに生きてゆくために必要なものとして、あるいは世界が心を一つに寄せるための装置的な役割を担うものとして、アートは強い力を持っています。
「人の心を象るものとして、この世界にアートを。」
Center line art festival Tokyo 2024では「心の表象」とも言えるアート作品の展示・上演を通して、アーティスト、来場参加者、開催地域の人々が気軽に心を通わすことができる場所を広く提示し、全てのプログラムを開催して参ります。