今回新聞告知を富士市の隣町、富士宮市まで広げてみました。その影響で観客も少し増え
演奏者は一段と熱が入った演奏会でした。
特にピアニストの尾崎さんは素晴らしい音楽性を持ち、将来有望なピアニストになると感じました。演奏後お客様から絶大なお褒めの言葉を頂きました。
今回で3回目のコンサートを行ないましたが、会館を管理している富士市文化振興財団から
次年度の会館使用について前向きなご意見を頂く事が出来ました。(会場優先等)
たくさんの子ども達の参加があり、子どもも大人も感動の舞台で、また観たい!との声をたくさんいただきました。会員の子ども達も係や自分達で作った商品の販売・カンパの呼びかけなど大活躍でした。今後も上質の舞台芸術を子ども達に届けていきたいと思います。
招待客を含め1037名
演奏曲がポピュラーなクラシック音楽の関係か、例年より多くの来場者であった。
今までになく緻密な演奏を奏で、お客様に感動を与えた演奏会であった。
今回のHOTEL ASIA PROJECT 2018は、2014年の北九州ビエンナーレワールドツアー、過去のHOTEL ASIA PROJECTのアジアツアーを継承して開催された海外ツアーのプロジェクトでした。アジアでは主に、タイ、日本 (北九州、東京)、中国のアーティストや美術関係者と企画を作ってきましたが、今回はさらに他のアジア地域、インドネシア、台湾、沖縄に出向き、参加アーティストの発掘、各地の文化状況のリサーチと交流を進めました。その結果、インドネシア(二組)、沖縄(二組)、香港(一組)から新たなアーティストの参加を実現しました。また、企画側としても、中国、香港、東京、ウィーンのキュレーターや研究者との恊働も実現しました。これらの人的、地域的広がりは、今後の活動に前向きな影響を与えてくれると確信しています。各地を巡回中にさまざまなアイデアについて議論され、来年以降の企画について具体的な提案ができた事は有意義であったと考えています。今回のプロジェクトでは、初めてヨーロッパ(Medo Sapce、ウィーン美術アカデミー)で開催しましたが、今後はヨーロッパとの連携も視野に、ウィーン、プラハ、ベルリンなど各地の関係者ともミーティングを重ねています。また、オーストラリアのインスティテューションとの企画、香港、中国、日本での共同企画など、地域を越えたあらたな企画について現実的な話しも進行中です。
今回のプロジェクトでは、これまでの海外でのプロジェクトの経験から、展示準備、作品の輸送、移動の手配、展覧会開催、イベント開催など、運営側としては比較的順調にすすめられました。一部地域のビザ発行のシステムなどで、アーティストの滞在スケジュールが変更になったり、機材レンタルの問題によって、展覧会期間が短縮されたり、はじめての会場(ウィーンや沖縄)では、一部搬入スケジュールが変更になったりしましたが、関係者の努力でアーティストや研究者を各地へ招聘しプロジェクトを実施する事ができました。今後はさらに日々変化する国際情勢を確認し、各国の状況に合わせながら、アーティストや研究者の招聘をよりスムーズに行えるようにしなければならないと再認識しています。
プロジェクトの成果として128ページのアーティストブックを制作しました。タイ、中国、日本、インドネシア、香港のアーティスト、映画監督等のビジュアルイメージと、研究者(毛利嘉孝:社会学者 東京藝術大学教授)、Duan Hongwei:人類学者、Ni Kun:オルガンハウス中国のキュレーター)のテキストで構成されたアーティストブックで、PDFファイルを、インターネットなどを使って公開する予定で、展覧会に来る事が出来ない人々にも、このプロジェクトの内容が伝わると考えています。このような出版物の制作は、今後も充実させるべきだと強く感じています。
活動をしてみて
年末恒例のコンサートで少しマンネリ化を予想していたが、その通りになり客動員が少なく課題を残しました。しかし内容的には充実したコンサートでご来場された方々からお褒めの言葉を多く頂きました。
前半は静岡県知事川勝平太氏の指揮による「エグモント」序曲は、力の入った名演でした。
後半のソリストはバリトンを除き、ここ数年ご出演下さっている方々で顔なじみになり、合唱団のメンバーとも親しく大変良いムードでした。
演奏後のパーティには寄付者の社長を初め県知事等多くの企業の方々、楽員・合唱団員・ソリストが参加され励ましの言葉を多く頂きました。