・本制度を活用した寄付集めに苦戦し、うまく活用することができなかった。
・地元の幅広い年齢層の支持を得られたという実感から、この作品をプロジェクト化し、新たな資金調達の中から必要機材を購入し、小中学校や公共の体育館などを巡回するアリーナツアーのパッケージを作り上げ事業化する事を第一の目的に、法人を設立したいと思うに到りリサーチを開始した。
ご来場者様アンケート→https://youtu.be/AEZaLY4KwnI
とても苦しくも、充実した一年でした。今回の活動を通して、「活動の概況」にも書きましたが、実現し展示することができたアート作品は今まで以上に素晴らしい作品になりました。開催地域の方々もコロナの間、待ち望んでいたようで「ぜひ来年もやってほしい」という声が例年以上に多かったように感じました。
一方で苦戦することも多かったです。当制度を利用する寄付内諾額が想定以上に伸びませんでした。地域の方々にかるふぁん!を利用した寄付のメリットをを十分に示せなかったのが原因だと考えています。これらは今後の課題と言えます。
現在、来年に向けての準備を始めております。来年以降もまた本制度を利用することもあるかもしれませんが、ぜひまたお力添えをいただければ幸いです。今回は本当にありがとうございました。
コロナ禍の中における活動の難しさを痛感した。政府の緊急事態宣言が延長されるのかされないのか、それに対してどんな対応をするのか、そして感染対策をどうするのか、どうしておけばきていただけるお客様に安心して楽しんでいただけるのか。今回はオンラインとなり、結局お客様は来ていただけなかったが、オンラインが決まるまで大変に悩んだ部分だった。
資金集めにおいても難しさを感じた。「活動のPRページを充実させる、フェスティバル中のみSNSで発信する」だけでなく、日頃から積極的にSNS運用する、動画や画像でのPRの充実など、改善点が数多く見つかった。次回以降の宣伝活動に活かしていく。
「活動の概況」で述べたとおり、現地開催だけでは届けられなかった人にも楽しんでもらえるなど、オンラインの可能性も感じられた。次回以降は現地での有観客上演、オンライン配信の両輪で行っていこうと考えている。
私たち高知市こども劇場は、2021年1月に創立50周年を迎えました。
「子どもとおとなが文化芸術を真ん中に集える場所をつくる」をコンセプトに掲げて行った創立50周年記念事業は、まさにコロナ禍と共に歩むことになりました。コロナ禍においてはあらゆることに慎重さと制限が求められ、世の中はそれに対応するだけで手一杯という風潮でした。そんな中で、人々の心が「文化芸術」に向かわないのではないか、私たちの活動が求められているだろうかと不安に駆られることも多々でした。
しかし、2つの事業の結果は、私たちを大きく勇気づけるものでした。参加者としても支え手としてもたくさんの人が関わりました。「文化芸術」は、どんな時にも人々の心が求めているもの、大切だと感じている人がいるという確信を得ました。
また、本事業の目的のひとつとして、上演の場を設けることによって、子どものための舞台作品上演を行う創造団体を元気づけるということもありました。表現の場を失い、金銭的にも精神的にも落ち込んでいた創造団体を力づけることができました。
これらの事業を通じて、私たちが半世紀以上大切にしてきた「文化芸術」を支える活動に対する信念をますます強くし、これからも力を尽くしていく所存です。
活動をしてみて
今年度もコロナ禍での実施でリアル参加者を広げていくのが難しい状況であった。特に感染状況が酷い2月には完全オンラインで行ったが完全オンラインはご高齢の家庭ではかなりストレスとなるようであった。これからは高齢者にも優しいインターネット環境が必要と感じた。
オンラインの良さとしては、日本だけでなく海外からの参加者も受け入れることができた。(ブラジル・タイから参加共に日本人)また、参加年齢層も20代の学生から60代の方まで幅広い年齢層の参加を得ることができ認知症当事者を中心とした緩やかなつながりができた。
このプログラムを進める中で認知症当事者の方のコミュニケーション能力が高まった(ご家族・ケアマネージャーから言葉での会話が多くなったとのお話し)だけでなく介護をされているご家族も変化が見られた。具体的には、当初はセッションの輪の中に入ってこなかったご家族であったが今ではセッションの輪にはいり自然と歌ったりしてセッションを楽しみ介護のストレスを発散されている。
このようなパーソナルな視点での支援ではあるが、超高齢者社会を生きていく高齢者にとって認知症になっても自分らしく暮らし続けられる「共生」を目指す取り組みの一環として、また、高齢者の今QOLの向上につながると考え今後も活動を継続していきたい。