このシリーズは子どもから高齢者までの幅広い観客を対象ということで入場料を低価格に設定しており、予算的には厳しい公演になるが地域の方々が楽しみにしている公演でもあり、継続していくことの重要性を特に感じている。
今回は入場者数が増えたが、より広報等にも力を入れ観客動員に努力をしたい。
「さぬき映画祭」は、映画・映像による地域文化の振興と香川の活性化を図るため、2006年から毎年実施され、今回で11回目を迎えました。「映画、だけじゃない映画祭」をコンセプトにさまざまなジャンルの映画上映や演劇公演、トークイベント等を開催したほか、今年度は瀬戸内国際芸術祭と連携した、新たなコンテンツを提供することができました。
これらの活動は皆さまの支援によって支えられています。貴会を通じて寄付を募ることで、寄付者に対して当映画における文化活動の取り組みをお知らせできるほか、税制上の優遇により、多くの方からの寄付をいただくことができました。
今回の公演の目的の一つである‘オペラ愛好家のみならず未来を担う子ども達、オペラ初心者にオペラの魅力に触れていただく’を達成するためにも、商業施設や市役所・区役所館内、公的な広場での公演演目「ラ・ボエーム」に関する無料のワークショップやレクチャー、プレコンサート等を共催団体の協力を得ながら実施した。そして本公演は、実力・実績豊かな演出家と指揮者、スタッフ、全国からのオーディションによる若手歌手の起用とオペラの各役に最もふさわしい日本を代表する歌手陣によって、質の高い内容の深い公演になった。一般市民及び地域の子ども達の合唱や一般公募のバンダも加え、総合芸術であるオペラを通じて、地域の芸術文化の普及と向上に努めた
演出家の個性と特色を生かし地域性と伝統芸術も生かしたオリジナリティのある舞台となった。オペレッタを日本語上演で、語りを落語仕立てで進行することにより、子どもたちから高齢者の方まで、来場者に好評を得ることが出来た。
しかしながら、子ども・青少年が気軽に観覧できるオペラを上演するためには、演目の選定と、事前広報の手法が重要になる。次年度以降も、継続的に、子どもが参加できるオペラや見て楽しいオペラを採択し、学校などでの地道な啓発・教育活動を行う必要があると感じた。
活動をしてみて
第10回の節目の年であり、応募作品数も最多を記録し、レベルの高い作品が多かった。
今後もPRを続け、福山の発信、ミステリーの振興の一助となるよう努める。