MMCJは今回で通算18回目、2001年開始以来毎年欠かさず開催してきました。道のりは平坦ではなく、一年一年が常に新たな挑戦です。
しかし継続は力となり、近年応募者の数は増加し、受講生の質が非常に高くなっています。一度受講したものが二度三度と受講を希望してくるケースも多く(3回まで受講可)、また受講生からの口コミで応募してくるものも多数います。講習の質を高めていくことにより、レベルの高い受講生が集まってくるという好循環が生まれつつあると実感しています。
ただ、この講習会の情報が然るべき人たちに隈なく行き届く状態には未だ至らず、今年度はホームページの大幅な更改やSNSの活用を進めましたが、今後も一層の工夫が必要と検討中です。
広報については、演奏会の来場者を増やすために、ぶらあぼ、カンフェティ等の音楽情報誌や新聞、ラジオ等のメディアの活用、さらに横浜市の協力を得て広報活動を進めた結果として一般来場者の増加につながったと評価しています。一度来場された方からは、MMCJの演奏の新鮮さやユニークな点を評価していただけていることがアンケート結果からもうかがえますので、まずは足を運んでいただけるよう、一層充実した広報活動を展開していきたいと考えています。
運営面では、資金面でも人材面でも綱渡り状態が続いており、小規模ながら質の高い活動を手作りで維持することの難しさは変わりありません。
MMCJは今回で通算19回目、2001年創設以来19年間開催してきました。近年は応募者も増加して受講生の質が非常に高くなっています。講師のほとんどが開始以来継続して指導を担当する世界トップクラスの演奏家たちで、一度受講した修了生が再び応募してくることも多く(3回まで受講可)、オーディション審査で残念ながら選考から漏れるということも。このことからセミナー内容の充実度は参加者から評価されていると考えていますが、今後も考えうる限りの努力を続けていきたいと考えています。
活動の主眼は講習会ではありますが、演奏家にとっては演奏会を行うことは必然で当然学びの一つになるので、いかに演奏会への来場者を増やすか、についても引き続き試行錯誤していく必要性を感じているところ。HPやSNSの活用を開始していますが充分とは言えず、さらに効果的な利用法を模索していきたいと思います。
またセミナー運営については、音楽を学ぶ若者に等しくチャンスを与えたい、との創設者たちの思いから、受講生からの受講料は一切とらず「フルスカラシップ」を掲げています。活動資金はすべて自治体からの補助金や民間の助成金、協賛金で賄っているため、常に資金的な綱渡り状態が続いています。2020年はセミナー開始20周年を迎えることになりますが、これまでと変わらずにMMCJの活動をみなさまに広く理解していただけるよう、一層努力することが必要であると感じています。
2020年は異例ずくめの活動となりましたが、逆境の中でも活動を継続することを目標に、できる限りのことを実施しました。残念ながらMMCJの特徴のひとつである国際性は犠牲にせざるを得ず、講習も実施できませんでしたが、一方、日頃は不可能な修了生と講師の室内楽における共演が実現し、非常にレベルの高い演奏を聴衆に提供できたことや、ミュージック・ビデオという新しい発信メディアに挑戦できたことは収穫でした。
またコンサート来場者アンケートで、来場の動機として、MMCJの出演だからと答える声が横浜市民中心に聞かれ、楽しみにしてくれる聴衆が徐々にではあれ増えてきたことを実感し、主催者として大変嬉しく思いました。
今年は海外からの講師・受講生の招聘ができませんでしたが、国内で活躍する弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオと室内楽を学び、共に演奏できたことは受講生にとって稀な機会で非常に有意義であったと思います。
活動の主眼は講習会ではありますが、演奏家にとっては演奏会を行うことは必然であり学びの一つになるので、いかに演奏会への来場者を増やすか、についても引き続き試行錯誤していく必要性を感じています。
またセミナー運営については、音楽を学ぶ若者に等しくチャンスを与えたい、との創設者たちの思いから、受講生からの受講料は一切とらず「フルスカラシップ」を掲げています。活動資金はすべて自治体からの補助金や民間の助成金、協賛金で賄っているため、常に資金的な綱渡り状態が続いています。
今後もこれまでと変わらずにMMCJの活動をみなさまに広く理解していただけるよう、一層努力することが必要であると考えています。
活動をしてみて
MMCJは今回で通算17回目、2001年開始以来毎年欠かさず開催してまいりました。道のりは平坦ではなく、一年一年が新たな挑戦です。
しかし継続は力になり、近年受講生の質は非常に高くなっています。一度受講したものが二度三度と受講を希望してくるケースも多く(3回まで受講可)、また受講生からの口コミで応募してくるものも多数います。講習の質を高めていくことにより、レベルの高い受講生が集まってくるという好循環が生まれつつあると実感しています。
ただこの講習会の情報が然るべき人たちに隈なく行き届く状態には未だ遠く、HPの充実、或はSNSを活用した広報など、今後とも情報が行き届くような工夫が一層必要と痛感しています。
広報については、演奏会の来場者を増やすためにも当然必要で、今回は二人の創設者、アラン・ギルバートと大友直人による共同記者会見を一般紙が取り上げてくれたことが、一般来場者の増加につながったと評価しています。一度演奏会に来場されたひとは、MMCJの演奏の新鮮さやユニークな点を評価していただけることがアンケートからも伺えますので、まずは来ていただけるように一層充実した広報活動を心がけます。
運営面では、資金面でも人材面でも綱渡り状態が続いており、小規模ながら質の高い活動を手作りで維持することの難しさは変わりありません。