ウェブマガジンの基盤を整えることに注力する必要があったため、支援できたアーティストは1名のみとなったが、記事を通じてアートやアーティストを身近に感じた、という感想があり、アーティストの支援だけでなく、鑑賞者の育成に通じる事業としての可能性を見出すことができた。
【読者の感想】
KUJIを通じて20件
以下、一部抜粋
・今回インタビューとても面白く読ませていただきました。来月になってしまいますがGALLERY ROOM・Aにも伺う予定です。新作楽しみにしております。
・今回、こちらのサイトでインタビューを拝読して、目に見えるモノに懐疑的な気持ちを持っている、とか私にも共感できる部分が見つかって現代アートにもすこし触れてみたい、という気持ちが出てきました。
・熊倉さんの美学が表れた好いインタビューでした。
・モチーフに対して搾取的にならないよう気をつけている、という点、最新の知識を盲信しないという二点がかなり刺さりました。
【アーティストの感想】
諸々のご報告をありがとうございます!
メッセージの方、熱心に書いていただいているものが多くて励みになりました。
普段このような形で感想を伺うことがあまりありませんので、嬉しく思います。
作品譲渡の作業等まだ残っていることもあるかと思いますが、この度は貴重な機会を頂き誠にありがとうございました。
2021年度公演に続き、今年度も助成認定を頂けたことで、私設非営利文化活動団体としての信用度を高める事が出来た。
今回は助成金額は少なかったものの、寄付活動の中で、チケット購入の形での協力を得られたりと、前年よりも遥かにたくさんの方々に来場して頂く事が出来た。また、運営面においても、演奏会に関わる全ての発信者が、積極的に関わり、次なる活動への大きな一歩を踏み出せたと感じる。クラシック音楽の中でも「芸術歌曲」という地味でマニアックと思われがちなジャンルではあるが、演劇、また今後は美術などの様々な芸術との新たなコラボレーションを試みつつ、芸術歌曲の真価を損ねず且つ、多くの人が芸術に関心を持つような活動を継続したいと強く思った。
今回の公演は音楽大学、大学院等を卒業、修了後間もない新進歌手たちを起用し、若手オペラ歌手を育成することを主軸に捉えた公演です。
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の舞台にのることで、本番に向かう意気込み、体(声)の調整方法等、本番だからこそ体験できること等により、成長できたことはオペラ歌手としての大変大きな成長へと繋がったと確信いたしました。
コロナ禍でもあり、練習中から感染対策を徹底し、出演者、スタッフのみならず、お客様にもご協力頂き、公演後はたくさんの拍手をいただきました事に感謝いたしております。
若手出演の公演でしたので、入場料金は抑えねばならず、また、コロナ禍において来場者の数も思うほど確保出来ない状況でしたが、企業メセナ協議会を通してご寄附を得られることは公演を運営する上で大変な励みとなっております。
2022年9月より当財団の名を冠したホール、Halle Rundeでの公演を重ねております。
特に、11月12月の公演は近隣に居住の方に多く参加していただいたように感じます。
地域の音楽文化のさらなる活性化につなげていくためにも多くの公演を行いたいと思います。
寄付金も法人からの寄附も増えてきており、さらに周知をつとめていきながら活動していきます。
活動をしてみて
本事業では大阪市中央公会堂と東京文化会館での定期演奏会、計9公演を実施した。4月には大阪市中央公会堂でモーツァルトの後期交響曲とピアノ協奏曲などを取り上げ、東京文化会館でバッハの管弦楽組曲オリジナル版を取り上げた。7月には大阪市中央公会堂でモーツァルトの後期交響曲とベートーヴェンの協奏曲を組み合わせた公演と東京文化会館で高田泰治のチェンバロ・リサイタルを、それぞれ実施した。10月には大阪市中央公会堂で、11月には東京文化会館でバッハ作曲「ブランデンブルク協奏曲」全曲公演を実施した。12月には毎年恒例となっている高田泰治リサイタル「バッハ作曲ゴルトベルク変奏曲」の公演を東京文化会館で実施した。1月には大阪市中央公会堂でモーツァルトの後期交響曲と18世紀の女流作曲家ストリナザッキのヴァイオリン協奏曲を組み合わせた公演を、東京文化会館で首席チェロ奏者鷲見敏によるバッハ「無伴奏チェロ組曲」全曲公演を実施した。