収束しない新型コロナウイルス感染症に加えて、ロシアによるウクライナ侵攻により、海外からの渡航状況が非常に不安定ななかでの開催となった。
その一方で、前回に比べて中止公演が減り、予定されていた大型公演も「ブリン・ターフェル Opera Night」を除いて、すべて実施することができた。前回配信のみだった会場(国立科学博物館、国立国会図書館 国際子ども図書館)も、今回は来場者を迎えての実施が実現するなど、コロナによる影響は前年よりも少なくて済んだ。
ライブ・ストリーミング配信は引き続きほぼすべての公演を対象とし、遠方で会場まで足を運べない方を中心にお楽しみいただいた。
来場の客足は戻りつつあるものの、会場の方針や政府からの要請により、主催者側もコロナ前と同等というわけにはいかず、コンサート会場という密閉された空間に抵抗がある人もまだ一定数いる印象を受けた。
東京で公演するなどと言うことは私どもにとっては夢のまた夢と思っていました。
しかしながら、やる気と情熱さえあればできるのだということを実証できたと思っています。
やればできるの気構えで、被災地の復興を成し遂げたいと思いました。
3回目を迎えた「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」、今年は1ヵ月早く豊洲エリアで街なかアートを展開し多くの来場者にアートを身近に親しみを持って頂き、また障がいのあるアーティストがこのような素晴らしい作品を制作されたことの驚きと理解を少しでも持って頂けたら嬉しく思います。
皆さん、この作品を障がいのある方が描いたとは信じられないと仰っていました。
例年通り深川の3つのエリアにも450点超のアートを展示し、街を訪れた多くの方々が街歩きを楽しみアートに親しみを持って頂けたのではないかと思います。
全国公募展にも多くの来場者にお越し頂きましたが、入選・入賞されたアーティストだけでなく、そのご家族支援者たちにもお越し頂き、本当にたくさんの笑顔や対話が生まれました。
なかには関西や東北などの遠方からや、本人が来れないからとおじい様や施設の方が来られて作品の展示風景を写真に収めていらっしゃいました。
10月15日に授賞式を江東区ホテルイースト21で開催しました。
コロナ渦中、遠方の方も多く果たして作家の方々は来て下さるかと心配しましたが、入賞作家50名のうち30名もの作家に来場頂けました。
皆さん、ご両親や施設・支援者の方に付き添われ、ご自分のお気に入りのお洋服に袖を通し誇らしげに着席されているお姿に感動しました。
私達はこれからも様々な企画を通じて、江東区から全国に向けて永続的に障がいのあるなしにかかわらず誰もがそれぞれを認め合い、支え合える社会の実現に向け活動を続けて行きたいと思っています。
協賛協力企業の方々、地元商店街の方々、そのほか様々な形でサポート頂いた方々に深く御礼を申し上げます。
今回(主催の中心人物である)大津純子のやむなき個人的事情により事前準備がひどく遅れ、コンサートの広報開始から演奏会当日まで1ヶ月を切るような状況になってしまった。そのためどこまでコンサート情報をお客様に届けられるかが大きな問題であった。遅くなった申込み受付開始に対しお客様たちからは ”連絡を待っていました!” ”また伺うことを楽しみにしています” など、有難いメッセージを伴う出席の申し込みを次々と頂き、また、HP上の開催告知を見ての申し込みもあり、なんとか無事に滑り出せたことに胸を撫で下ろした。ただ、情報公開が遅れたことが集客に響いたのは事実(チケット代支払い59名、招待客11名、計70名出席)で、今回の体験を次回以降の開催にしっかり反映していきたいと考えている。
終演後、お客様とお話しすることができたが、“シューベルトの音楽の美しさは特別・・・心に染み入って来て涙がでました”とおっしゃる方々が大勢おられ、選曲の成功を嬉しく思っている。また、あるお客様はアンコールとして演奏した歌曲『セレナーデ』に関する素敵な感想を葉書に認めて送ってくださった。『セレナーデ』を聴いたことで、昭和8年に制作されたオーストリア映画『未完成交響曲』のことを思い出し、ご自宅で DVDを鑑賞し直されたとのこと。主演女優マルタ・エッゲルト(ハンガリー出身で歌手でもあった)を改めてご覧になり、“古い映画には心に触れるものがありますね。ありがとう・・・”というお言葉が添えられていた。その方のプライベートな思い出をご一緒に分かち合えたようで心に温かいものを感ずる機会を頂いた。
<心のコンサート その29>より試しに始めた、日曜日午後3時半の開演時間は総体的に好評である。終演後の明るい時間帯に帰宅できること、また、演奏の余韻を楽しみながら友人たちと代官山ヒルサイド近辺を散策したり、近隣レストランにて早めの夕食を楽しむ事ができる・・・など、好意的なフィードバックを頂いている。暫くはこのスタンスを保ってみたいと思う。
「心のコンサートシリーズ」開始当初より長い年月に亘りスタッフとして協力・尽力してくれている友人たち全員が当シリーズ再開を喜びで捉え、心一つに開催に向ける準備に邁進してくれたことが今回の成功を実現する何よりの大きな力となった。関係者一同に心より感謝を捧げたい。
活動をしてみて
早朝から多くの人が詰めかけ、3年ぶりの現地開催であったが2019年よりも多い入場者の見込となりました。3年ぶりということもあり一部の来場者様にはご負担をおかけした部分もあったが無事完了しほっとしています。
本制度の存在を知ったことが遅かったため、認定いただいたにもかかわらず存分に活用できなかったことは申し訳ないと思っています。
本年度は資金面の直接の援助ではなく、例えば授乳ブースや簡易トイレなどSNSでの呼びかけで増設できたことや企業ブースの出店料でフォローいただいたことが多かったのも本制度利用者につながらなかったためと解析しています。2023年度は利用したい宣言をうけている方もあり、継続してご支援いただくことで認知度を上げていきたいです。