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活動者の声

瀬戸内国際芸術祭2022

活動期間2021年 4月 1日 ~ 2023年 7月 31日

活動をしてみて

今回の芸術祭は、コロナ禍において、会場の多くが医療体制の脆弱な離島であることを十分踏まえ、飛沫の抑制や換気、密集の回避など基本的な感染対策を講じるとともに、来場者の検温及び体調確認や島での有症状者の発生時の対応等を適切に行い、クラスターの発生や大きな事故・混乱もなく、無事終了することができた。
瀬戸内国際芸術祭は、現代アートを媒介に様々な人が集い、地域の人々と交流・協働する中で、地域が「元気」になることをコンセプトに開催しており、コロナ禍で難しい部分はあったものの、準備段階から会期を通して、様々な場面で地域の方に関わっていただいた。10年を超える活動の中で地域の方の主体的な取組みが定着・拡大してきており、地域の活性化につながっていると考えている。

さどの島銀河芸術祭2021

活動期間2021年 4月 15日 ~ 2022年 3月 31日

活動をしてみて

 本芸術祭に関わった多くの方々から、多種多様かつ貴重なご意見等を数多く頂戴し、佐渡だけが持つ自然や歴史、文化等の魅力をアーティストと地域住民が協働で作り上げ、これまで伝えることができなかった佐渡の潜在力の高さを、より広く伝えることに繋がった。
 今年もコロナ禍で大規模な芸術祭が中止や延期をする中、芸術祭を実施したことにより、アフターコロナの国際芸術祭のあり方の指針の一つとなり、佐渡市民だけでなく、芸術祭をきっかけに佐渡を訪れた方々は、佐渡の魅力を十分体感し、次回の芸術祭や通年のプロジェクトに大きな可能性を感じ、新たな動きを生み出す機会となった。本年度、来年度のプロジェクトやリサーチも継続的に進めている。

『茶碗の解放展』

活動期間2020年 1月 21日 ~ 2023年 3月 31日

活動をしてみて

今回活動をしてみて、小規模になったとはいえ、『茶碗の解放』で私たちが表現したかったものは出来たのではないかと思っています。
一番頭を痛めたのは運送コストでした。
今後も海外での展示をしていきたいと思っておりますので、今回の事は大変勉強になりました。
個展からグループ展になったことで、海外のアーティストとも交流ができ、日本とフィリピンの陶芸の違いなども話せてよかったです。

鹿児島オペラ協会創立50周年記念公演 歌劇「蝶々夫人」全二幕公演

活動期間2021年 5月 21日 ~ 2023年 4月 28日

活動をしてみて

鹿児島オペラ協会の創立50周年記念公演として、鹿児島で初めて歌劇「蝶々夫人」を本格的に上演した。
今回の指揮者下野竜也氏の音楽は、緊張感のある研ぎ澄まされたもので、鹿児島交響楽団の音楽性をアマチュアオーケストラとは思えないほど充分に引き出し、作品のドラマ性を最大限に高めていた。
 また、演出家岩田達宗の演出は、蝶々夫人を、単に哀れな女性としてではなく、女性の武士道を貫いた最後の日本女性として、その姿に強さと信念が感じられる斬新な演出であり、他の登場人物に対してもそれぞれに物語の中のキャラクターを明確に捉え、人間ドラマとしてのこのオペラの価値をさらに高めるものであった。
 さらに、舞台は簡素ながらも吊物を効果的に使って、物語の背景を表現するに充分かつそれ以上の効果を出し、衣裳の美しさも相まって大変美しい舞台空間が創造され、観客の目を引き付けていた。  
今回のこの公演は、全国的に演奏活動を行っているソリストが多く、一人一人の力量と、下野氏の音楽、岩田氏の演出が融合され、出来上がった舞台は想像を遙かに超える感動的な舞台となり、訪れた観客からは、終演時に盛大な拍手、ブラボーの声、スタンディングオべーションが贈られ、観客はもちろんのこと出演者も大きな感動とともに公演を終了することが出来た。
また、公演に向けての各報道機関の関心は大変高く、新聞記事や報道番組、特集番組等に多くの報道機関が練習や本番の模様を取り上げ、今回の公演の気運を最大限に盛り上げてい たと同時に、公演の成功に対する事後の報道も多く、周囲の公演に対する期待と公演成功に対する喜びを実感することができたことは、今後地元でのオペラ活動を盛り上 げていくうえで大きな支えとなっていくものと確信することができた。
今回の公演は、わが国で最も人気の高い作品のひとつである「蝶々夫人」を、日本最高の指揮者・演出家、そしてこれからの日本のオペラ界を担う若手実力派のソリスト達の力を結集して実現した地方手作りのオペラ公演であった。このことから、国内でも類を見ない価値のある公演であり、全国の地方オペラ団体にも自信と勇気を与えるとともに、地元鹿児島の今後の音楽文化の発展に大きな弾みをもたらす結果となり、大変意義深いものとなったと考える。

国際芸術祭「あいち2022」

活動期間2022年 4月 1日 ~ 2023年 6月 30日

活動をしてみて

「あいち2022」では地域の地場産業等にちなんだ作品が多く出展され、会場のまちなみと調和して愛知の文化や伝統を掘り下げる展示となり、多くの方々から、「愛知の魅力を再発見できた」との声をいただいております。
また、世界の国と地域から100組のアーティストが参加し、人種やジェンダーなど様々なモチーフに基づいた作品の展示を通じて世界の多様性を感じていただける貴重な機会を提供することができました。
「あいち」の国際芸術祭は、最先端の現代芸術を発信する、いわゆる都市型の芸術祭と、地域の魅力を紹介する地方の芸術祭の両面をあわせ持つことのできる数少ない芸術祭であり、地域の特色を活かしつつ、今後も、国際色豊かな芸術祭を開催していきたいと考えています。

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