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活動者の声

大津純子心のコンサート その30

活動期間2023年 1月 16日 ~ 2023年 5月 19日

活動をしてみて

今回(主催の中心人物である)大津純子のやむなき個人的事情により事前準備がひどく遅れ、コンサートの広報開始から演奏会当日まで1ヶ月を切るような状況になってしまった。そのためどこまでコンサート情報をお客様に届けられるかが大きな問題であった。遅くなった申込み受付開始に対しお客様たちからは ”連絡を待っていました!” ”また伺うことを楽しみにしています” など、有難いメッセージを伴う出席の申し込みを次々と頂き、また、HP上の開催告知を見ての申し込みもあり、なんとか無事に滑り出せたことに胸を撫で下ろした。ただ、情報公開が遅れたことが集客に響いたのは事実(チケット代支払い59名、招待客11名、計70名出席)で、今回の体験を次回以降の開催にしっかり反映していきたいと考えている。

終演後、お客様とお話しすることができたが、“シューベルトの音楽の美しさは特別・・・心に染み入って来て涙がでました”とおっしゃる方々が大勢おられ、選曲の成功を嬉しく思っている。また、あるお客様はアンコールとして演奏した歌曲『セレナーデ』に関する素敵な感想を葉書に認めて送ってくださった。『セレナーデ』を聴いたことで、昭和8年に制作されたオーストリア映画『未完成交響曲』のことを思い出し、ご自宅で DVDを鑑賞し直されたとのこと。主演女優マルタ・エッゲルト(ハンガリー出身で歌手でもあった)を改めてご覧になり、“古い映画には心に触れるものがありますね。ありがとう・・・”というお言葉が添えられていた。その方のプライベートな思い出をご一緒に分かち合えたようで心に温かいものを感ずる機会を頂いた。

<心のコンサート その29>より試しに始めた、日曜日午後3時半の開演時間は総体的に好評である。終演後の明るい時間帯に帰宅できること、また、演奏の余韻を楽しみながら友人たちと代官山ヒルサイド近辺を散策したり、近隣レストランにて早めの夕食を楽しむ事ができる・・・など、好意的なフィードバックを頂いている。暫くはこのスタンスを保ってみたいと思う。

「心のコンサートシリーズ」開始当初より長い年月に亘りスタッフとして協力・尽力してくれている友人たち全員が当シリーズ再開を喜びで捉え、心一つに開催に向ける準備に邁進してくれたことが今回の成功を実現する何よりの大きな力となった。関係者一同に心より感謝を捧げたい。

第21回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(ファッション甲子園)

活動期間2022年 4月 20日 ~ 2023年 3月 31日

活動をしてみて

 今大会から、選手入場の際に1チームごとに舞台袖からステージに向かって入場するように演出を変更しました。出場した高校生たちは、最初こそ戸惑っているようでしたが、練習を重ね、本番では全チームが元気に笑顔で入場していました。
また、昨年度同様、舞台正面に200インチの巨大スクリーンを設置し、大画面で映像を投影したことで臨場感のある舞台演出ができたと感じております。各チームによるステージ、ランウェイでのウォーキングもそれぞれ衣装にあわせたパフォーマンスをしており、審査員・観客の皆様によくPRできていました。最終審査会終了後は、毎年好評な出場者交流会を開催し、審査員から衣装のアドバイスをいただいたり、出場者同士で記念撮影している姿も
見られました。

第1回ひろしま国際平和文化祭

活動期間2022年 4月 1日 ~ 2023年 3月 31日

活動をしてみて

 第1回ひろしま国際平和文化祭「ひろフェス」では、「見る・聞く」だけではなく、「触れて、学ぶ」という特長を出すため、今回、アカデミー、コンペティション、アワードの3本柱で開催した。その中で他のイベントにはない、次世代を担う子供たちを育てるアカデミーの取組が非常に良い成果になったと考えている。ひろフェスの開催を通じて、音楽部門・メディア芸術部門に関わる様々な方々から、是非次回にもつなげてほしいと、お言葉をいただいているので、今後続けていく一つの特長として、アカデミーに取り組んでいきたい。また、これから復活するであろう、インバウンドや国内旅行者の参加による経済効果をもたらすようなイベントに育てて行くことも今後の目標としたいと考えている。

第3回芦屋国際音楽祭

活動期間2022年 10月 20日 ~ 2023年 6月 15日

活動をしてみて

コロナによる入国制限措置がなくなり、第3回にしてようやく外国人演奏家の招聘ができ「国際音楽祭」の形を整えることができた。従来通りのプレスリリース(4/8日経新聞電子版掲載)、ホームページの全面刷新、Twitterの活用、メール配信のほか、新たにSPISE(スパイス)やKiss Pressなどの電子媒体の活用、FM大阪のクラシック番組『くらこれ』への出演、市内掲示板へのポスター掲出などの積極的な広報宣伝活動に努めた結果、ほぼ予定していたレベルの観客動員を図ることができた。またルナホール公演では、第2回に引き続き関西出身の若手演奏家によるロビーコンサートを行い、音楽祭の場が若手演奏家を育成したいという趣旨についても形付けることができた。また音楽祭としては初めて「かるふぁん」助成認定制度を利用させて頂いたが、結果的に目標を上回る協賛金を得ることができた。

第37回定期公演オペラ「愛の妙薬」

活動期間2022年 9月 1日 ~ 2023年 1月 15日

活動をしてみて

指揮の柴田真郁は音楽的にベルカントの響きを追求し、キャストは勿論、合唱一人一人までベルカントの音を追求することを求めた。コロナ禍での練習はマスク越しの為、困難を極めたが、前日、当日朝に全員が抗原検査を経てマスク無しでの本番を迎え、出演者全員でドニゼッティの音楽を作り上げることが出来、ベルカントの魅力を聴衆に届けることが出来た。
演出の岩田達宗は舞台を現代の日本の都市のとある公園に設定することで、今の日本の誰もが感じてる心の問題を作品に写し取ることによって、聴衆の共感を高めた。
恋に悩む不器用な青年、見たところ高慢な印象だが純粋な娘、どこかいかがわしい詐欺師のような薬売り、物事が力で解決すると思う恋敵、日ごろ意地悪に見えるが優しい仲間・・・いずれもどこの街にもいそうな登場人物が時には関西弁の台詞を交えてストーリーを進行させた。観客は共感と美しい音楽に導かれ、最後は出演者の一人となり、結果として万雷の拍手を賜る公演となった。
キャストは広くオーデションによって決定し、関西の歌手は勿論、日本各地から優秀な人材を集結させることで、より水準の高い作品を作ることが出来た。
合唱は堺市の市民のみならず周辺都市からの人材を求めオーデションを行うことで、優秀な逸材を見つけることもでき、豊かな音楽を作り上げることが出来た。同時に若手の育成にもつながり、将来の舞台芸術の向上に貢献できたと思う。

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