芸術・文化支援サイト かるふぁん! -Fund for Culture-

企業メセナ協議会の
芸術・文化への寄付に関するポータルサイト

活動者の声

アーカスプロジェクト2022いばらき

活動期間2022年 3月 25日 ~ 2023年 3月 31日

活動をしてみて

 現代芸術分野のアーティストを国内外から招聘し、滞在中の創作活動を支援する活動「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」、ワークショップやレクチャーを行う「地域プログラム」を展開し、アーティストと交流し、楽しみながら芸術活動を体験できる機会を提供するとともに、魅力ある地域づくりを推進した。
 レジデンスプログラムにおいては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、3年ぶりにオンラインではなく、実際にアーティストを守谷市に招聘した。海外のアーティスト2組及び日本国内のアーティスト1組に対して、当実行委員会は、調査・制作に対するサポートと創作活動費、生活費等を提供し、制作に専念できる時間と環境を整え、アーティストの制作活動を支援した。参加アーティストらは、自身の制作テーマに合わせてインタビューやフィールドワークを含む調査を実施し、オープンスタジオで成果発表を行った。3組は共に日本の文化や社会状況、歴史や地域性に強い関心を持ち、理解を深めていった。このことから、成果発表の機会となる報告会では、視聴者に対して、アーティストの活動を通じて、日本の歴史や地域社会における人的・物的資源の再発見を促すことが出来た。また、招聘アーティストに対しては、日本のキュレーターとの意見交換の機会を設け、招聘アーティストが国内外において今後、滞在や制作を継続的に行うためのネットワーク形成に寄与した。
 地域プログラムでは、アーティストの日比野克彦他によるワークショップを開催し、地域住民に制作体験を提供し、地域住民がより身近にアートを感じることのできる環境づくりを行った。レクチャー・シリーズのアートカレッジは3回実施し、現代アートと社会の関係を読み解く期会を創出した。
以上の活動から、アーティスト育成に寄与するとともに、コロナ禍においてもあらゆる世代の地域の人々へ現代芸術にふれる機会を提供することができた。

第16回大分アジア彫刻展

活動期間2021年 7月 1日 ~ 2023年 3月 31日

活動をしてみて

「大分アジア彫刻展」は、大分県豊後大野市出身の彫塑家 朝倉文夫を顕彰して大分県と豊後大野市が開催する、アジアの新進彫刻家の登竜門と位置づけられる国際公募展です。
ビエンナーレ(2年に1度)で開催を続け、今回で16回目を迎えました。アジア12カ国から172点の作品を応募いただき、令和4年10月15日から開催した本展は盛況のうちに会期を終えることができました。会期中には、市内の小中学生を本展会場と朝倉文雄記念館に招待したり、東京の朝倉彫塑館と連携し、朝倉文夫氏の生前使用していたお茶道具等の展示を行い、幅広い世代に注目いただけたと思います。企業メセナ協議会様をはじめ、多くの方のご支援のもと、開催できましたことを、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。

広島ウインドオーケストラ定期演奏会

活動期間2022年 6月 1日 ~ 2023年 1月 29日

活動をしてみて

今年度は前年度に比べ、新型コロナの影響が少しずつ緩和され、寄付件数も回復傾向となったことから、前年度よりも多くの学生を公演に招待することができました。来年度もこれまでご寄付いただいた企業・個人の方々に加え、当団の活動理念にご賛同くださる方を積極的に募り、継続的にご支援いただけるよう活動して参ります。

2022大阪メチャハピー祭「本祭」&World Edition

活動期間2022年 6月 1日 ~ 2023年 1月 31日

活動をしてみて

(2)達成できたこと
コロナ禍の影響による3年ぶりのリアル開催では、規模は小さくなりましたが、「初めて人前で踊る」という子ども達も一定数おり、実際の観客の前で踊る楽しさや感動を提供することができました。演舞直前の緊張感、演舞後に拍手をもらう達成感等、オンライン開催では体感できなかったことも多く、参加者からも「開催してくれてありがとう」という声を多くいただきました。

また、このコロナ禍で世界中に広がったオンラインでの輪も、リアル開催とは別日にオンライン開催をすることによって、「世界中の参加者がチャットメッセージで交流する」「自分たちの出番をゆっくりと自宅やスマホで居ながらにして見られる」というリアル開催では体感できない「オンラインならでは」の良さを提供することができました。今年も、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、カナダ、ハンガリー、タイ、シンガポール等、世界中からの参加を頂戴しました。

(3)現状の課題
リアル開催では、申請書にも書かせていただきましたように、どれだけの子ども達を中心とした踊り子が戻ってこれるのか、という点がありました。結果、特に学校園等からの参加チームは減少しました。これは、コロナ禍で中断していた運動会などの学校行事は再開されても、ダンスや民謡演舞など密を伴うものは再開されず、競技種目のみの簡潔化されたものになったことや、たとえ取り組みが再開されても、学校の外のイベントや祭りに参加することへのハードルは高いままであったことが挙げられます。
また、大人の参加チームについても、コロナ禍でメンバー数が激減するなど、この3年超にわたるコロナ禍が落とした影は非常に大きなものとなっています。
ただ、実際に開催をしてみて、子ども達を中心とした踊り子が、踊りやダンスを通して学ぶ社会性の大切さは、改めて重要だと感じておりますので、子ども達への働きかけをどのような形で進めていくのか、それが大きな課題となっております。

(4)今後の改善点
(3)で記載したように、学校園単位での参加は、なかなか元に戻らないと考えております。戻らないからといって、これまでのやり方を踏襲し続けるのではなく、新たな声の掛け方を模索してまいります。幸い、活動自体(踊りやダンスという文化芸術面の素晴らしさ)への理解は減ることはありませんでしたので、今一度スタッフが一丸となって、活動の輪を広げてゆくことが大切です。

(5)自己評価
23年にわたる民間NPOの活動としての自負を持ちながら、コロナ禍でもなんとかして子ども達に活動の場を、と継続してまいりました。コロナ禍は終了したわけではありませんが、ようやく先が見えてきた、そのように感じています。
しかし、このコロナ禍で中止や終了に追い込まれた地域行事やイベントも多く、その背景にはコロナ禍を理由にした「大人の手抜き」も多く存在するかと考えています。子ども達に感動の場を提供するのは大人の責任である、という私たちの活動の原点を思い返し、少なくとも私たちだけでも「本気」を出して、次年度以降の取り組みにつなげてまいります。

(6)「2021芸術・文化による社会創造ファンド」採択によるメリット
毎回書かせていただいておりますが、今回も、特に企業にとっては、損金扱いにできるこの仕組みを使わせて頂くことが多く、心から感謝しています。そして、採択を頂けていることによって、活動の「社会的信用」にも大きくつながっています。

けんみん文化祭ひろしま’22 分野別フェスティバル舞台系事業

活動期間2022年 4月 21日 ~ 2023年 2月 28日

活動をしてみて

広島県の豊かな自然と伝統に育まれた文化の発掘,継承,育成を図るとともに,新たなひろしま文化の創造を目指し,喜びと感動をわかちあうことのできる県民の祭として,けんみん文化祭ひろしまを平成2年度から継続的に開催をしている。今年度においても,多くの出演者に対し,日頃の成果の発表の場を提供し,また,多くの来場者が文化芸術に触れ,親しむ機会を創出する等,県内の文化活動に大きく寄与できたと感じており,今後も継続していきたい。

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