定期的に本格的なプログラムを組むことにより、オーケストラの質の向上と、ファンの定着と拡大を図ること、広く東京ニューシティ管弦楽団の存在と実力を知ってもらい、クラシック音楽、オーケストラの生の演奏による臨場感と感動を味わっていただくことを目標に開催している定期演奏会も、盛況のうちに終了いたしました。
創立25周年を迎えた本年度のプログラムでは、記念すべき101回には当団の芸術監督内藤彰の新しい解釈による、プッチーニ歌劇「蝶々夫人」の再演を行いました。
また、今後の未来に向けて、今一度初心を思い出し「古典へ還る」という発想のもと「ベートーヴェン」「ブラームス」の作品をとりあげました。
指揮陣には102回にサンクト・ペテルブルク管弦楽団の前音楽監督兼首席指揮者のアンドレイ・アニハーノフ、103回に今や円熟期に入った日本を代表する現田茂夫、104回には日本指揮者界の重鎮秋山和慶氏を迎えて、オーケストラの音を様々な角度から、よりバラエティに富んだ魅力的な音楽を提供することができました。
ソリストにはロシアの英気、フィリップ・コパチェフスキー、ブラームス国際コンクール優勝者の上野通明、2013年日本管打楽器コンクール1位入賞の気鋭のトランペット奏者松山萌ら、次代を担う若手演奏家から国内外で活躍目覚ましい三舩優子氏と幅広く起用して、これからの音楽界の発展と未来に貢献できたと考えています。
活動者をしてみて
資金面、出演者・スタッフの人手不足問題が有ったが
寄付金募集や 声掛けなどで無事29回公演を行う事ができた。
観劇者アンケートより、野外劇に期待する応援が多いことがわかった。
寄付金をいただくことで、イベント内容の充実につながり、参加者に満足いただける大会になった。
2016年度は、国の内外で人気の高いプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」を取り上げました。クリスマス・イヴに出会った二人のつつましくも美しい愛の物語を軸に、パリに集う芸術家たちの青春を描いた今公演には関係者を含めて総勢200人が参加、日伊国交樹立150年にふさわしい、オペラ彩の意欲作となりました。来場者から感動のメッセージが数多く寄せられています。チケット申し込みの第一号は、遠く離れた北九州市の方でした。学生券は大阪の大学生と、公演への期待の高さを感じました。高校生・大学生の入場者が多かったことも今公演の特徴としてあげられます。ご支援下さいました多くの皆さまに感謝申し上げ、次回第34回定期公演に向けて準備を進めています。
活動をしてみて
今回は①の平曲関係団体の活動支援事業の一環として、津軽系の伝承者が主に活動する東北の仙台に会場をもとめ、
たいへん大きな反響を得ることが出来た。
津軽系といわれる平家琵琶の伝承者は、名古屋平曲と同じく「平家正節」を伝承し守る芸脈であるが、数多くの会派に
分かれ、それぞれに活動している現状である。本会はその中心地に会場を求め、各会派を糾合し、情報連携をはじめ、
その演奏技術の切磋琢磨に努める機会とした。
視聴者のみならず、演者にとっても貴重な機会となった。