今回から表彰式前に出場作品を振り返る機会として、出場全チームによる再入場を取り入れました。前回大会までは、舞台上に出場チームを配置した状態で表彰式を行っていましたが、表彰式前に出場した衣装を振り返るタイミングを作ることで、より受賞した際の感動も増し、観客からも好評を得ました。また、ランウェイウォーキングの際のBGMも各チームに選曲してもらい、これまでより更に出場者が主体的に取り組めるような大会となりました。最終審査会終了後は、出場者や審査員が参加する出場者交流会を開催し、審査員に衣装の講評を伺う姿や、出場者同士で記念撮影をする光景が見られていました。
ファッション甲子園は次回大会で第20回の節目を迎えます。これまで約20年にわたりファッション甲子園を開催し、過去の出場者の中には現在デザイナーとして活躍するOGや、ファッション甲子園の出場が契機となり服飾の道へ進み、夢を実現したOGもいます。今後もファッションの世界を志す高校生を応援し、高校生の夢を実現するための一助を担う大会となるように邁進してまいります。
第20回大会は、コロナ禍における新たな大会形式の在り方を探りながらの開催となりました。2020年大会は苦渋の決断で中止としましたが、高校生の可能性ある将来のため、何としても開催することを前提に、リモートと現地での衣装審査、結果発表をライブ配信という形式により、感染防止対策と審査会としての大会の質を落とさずに開催することができました。
今後も、若い世代の目標とされる大会でいられるよう、また20年という大会の歴史をさらに継続できるよう、高校生の夢を実現するための一助を担う大会となるよう邁進してまいります。
KAMADOとの連携によって、これまで取手市内に留まっていたアーティストの支援の範囲を大きく広げることができた。とくにウェブマガジンの記事については、充実した記事の内容となっており、若手アーティストにとって自身の信頼と発信をできる実績になるようなものとなった。
また、支援企業は2社のみとなったが、アートを支援したいがどうしたらいいかわからない、という企業との話し合いは始まっており、次回はさらなる支援につながるという手応えを感じている。
【読者や展示をみた来場者のコメント】
・物質と生命(死)は興味深いテーマだと思いました。たとえば生命進化の分野は「種が生き残るために進化した」など誤解がまだまだ残っている分野ですが、それだけに取り組みがいがありそうです。
・パッと見た瞬間に心惹かれました。
・実際に作品を鑑賞いたしました。ノイズやスクラッチ加工された鮮やかな色の中に優しさや激しさ、孤立や融合など複雑な感情の揺らぎのような印象を受けました。
さらに歳を重ねて、描き続けたときにどんな作風になるのか観てみたいです!
これからも頑張ってください!
【支援企業のコメント】
・qutoriはコミュニティ構築支援とポップアップ企画に特化し、様々なブランドやクリエイターの支援をして参りました。qutoriが目指すのはブランドやクリエイターが生き生きと制作活動を行える世界の実現です。寄付を通じた支援に対する意識が日本ではまだまだ広がっていない現状を踏まえて若手アーティスト・作家を支援していくために生まれた背景や理念に共感し、プロジェクト支援への参画が決定しました。
毎年、夏の風物詩となっている長田神社での神戸薪能ですが、今年は稲荷明神を通じて五穀豊穣、国家安穏を祈念する曲でした。動きも多く内容もわかりやすいので、初心者も楽しめたと思います。
今後も、お客様が見て「美」を感じていただけるような公演にして行きたいと思います。
活動をしてみて
今大会から、選手入場の際に1チームごとに舞台袖からステージに向かって入場するように演出を変更しました。出場した高校生たちは、最初こそ戸惑っているようでしたが、練習を重ね、本番では全チームが元気に笑顔で入場していました。また、昨年度同様、舞台正面に200インチの巨大スクリーンを設置し、大画面で映像を投影したことで臨場感のある舞台演出ができたと感じております。各チームによるステージ、ランウェイでのウォーキングもそれぞれ衣装にあわせたパフォーマンスをしており、審査員・観客の皆様によくPRできていました。最終審査会終了後は、毎年好評な出場者交流会を開催し、審査員から衣装のアドバイスをいただいたり、出場者同士で記念撮影している姿も見られました。
ファッション甲子園は2020年に第20回大会の節目を迎えます。これからも全国の高校生が夢と情熱を持って参加するような大会であり続けるために邁進していきたいです。