企業メセナの助成認定を受けたことにより信頼性が高まり、円滑に各種手続きを進めることが出来ました。例年助成を頂いている企業、商店は賛助会員申し込み書の案内送付でFAXで申し込みがあります。その後にご挨拶に出向きます。この活動に支援者から企業を紹介していただくことになり少しづつ支援者を増やして行きたいと思います。昨年よりローソンチケット導入により、市外、県外からのチケット購入がありました。市外からの企業にも協力をお願いする活動を考えています。
今後とも、企業メセナ協議会をはじめとする多くの皆様の協力を得て、地域に根ざした音楽祭としてのクラシック音楽の普及に努め、芸術文化振興に微力ながら貢献するとともに、自然豊かな山梨県の八ヶ岳南麓の魅力を全国に向けて発信しながら、発展を続けて行きたいと思います。
「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2018」は、先駆的表現を行っている国内外のアーティストを京都に招聘し、作品の上演とシンポジウムやトークセッションなど様々なプログラムを組み合わせて紹介することで、21,219名の方にご来場いただくことができた。「女性アーティスト、または女性性をアイデンティティとするアーティスト/カンパニーを選出する」というテーマを設定したことで、劇場外においても、作品の評価に留まらない様々な観客同士の対話が自然発生的に現れることに繋がった。こうした現象は、フェスティバルを単に発表の場だけでなく、創造と交流の場と捉えて企画・運営している我々にとっても望ましいことであった。
公式プログラムの約半数の作品を、当フェスティバルが共同製作または製作して上演。京都でクリエイションをおこなった作品や、海外で初演を行った作品を京都の特殊な会場(世界文化遺産・元離宮二条城、等)に合わせて再創作するといったこともおこなわれた。実行委員会の構成諸団体と、フェスティバルスタッフとが、これまでのフェスティバルで培った経験を蓄積していることにより、このような創作体制が可能になっていると言える。
また、今回は特に日本国内に滞在する英語話者(非日本語話者)に向けた広報や観劇環境の改善にも力をいれ、Facebook/Instagram/Twitter等のSNSで様々な情報を英語で告知するための専任のスタッフを配置した。また、広報印刷物をバイリンガルで作成したほか、作品上演時の英語字幕や、トークイベント時の英語での通訳もこれまでよりも強化した。その結果、公演の有料入場者数における外国語話者の割合は、2017年が3.48%だったのに対して、今回は5.65%に増加。取り組みの成果が現れていると言える。
例年に比べても、多くの国外プレゼンター(劇場・フェスティバルディレクター)が、ドイツ、ポルトガル、スイス、韓国、台湾、ポーランド、ブラジル、カナダ、コソボといった各地より来場した。国際舞台芸術祭としての認知が上がったことで、日本のアーティストの国外進出のきっかけになるとともに、国際共同製作のための重要なネットワークが構築された。また、時事的な問題でもあるジェンダーをテーマとしたことで、新聞を中心としたメディアにフェスティバル全体として大きく取り上げられ、芸術が社会における対話のきっかけを生み出していく一つの例として機能したことには手応えを感じている。
25回記念演奏会をどのように実施するかを団員全員で考え企画した。その実行も全員が参加した。これは演奏会を盛り上げることに貢献し、運営費のコストダウンにもつながった。事務局である運営委員はかえって負担は増えたが、やりがいという見返りを得た。
これまで何度もお世話になり今期も寄付の内諾を得ていた企業で寄付を実施していただけないケースが発生した。幸い今期は演奏会に支障を来すことがなくて済んでいるが、このような事態のあることを心しておかねばならないと感じた。なお、この企業は依然厳しい状態にあるようだが、持ち直すことが期待できる。
今期、第7回目の開催となるKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭は、「VIBE」をテーマに11の展覧会とアソシエイテッドプログラム4展覧会を開催しました。
また、パブリックプログラムは、教育プログラム45、学校での教育活動51行いました。出展作家やキュレーター、各界の専門家が講師として登壇・出演するアーティストトークだけでなく、3つのシンポジウム、KYOTOGRAPHIE KIDS、ポートフォリオレビュー、マスタークラスを開催し、一般来場者のみならず、児童から大学生、カメラ初心者からプロの写真家までを対象にしたそれぞれのプログラムによって、あらゆる角度から「写真」に親しみ、知り、楽しむことを提供し、好評を博しました。
そのほか、京都市内に点在するギャラリーやカフェ、教育施設など63の会場にて開催するサテライトイベントKG+(ケージープラス)では、207組の作家が参加しました。参加したアーティストには国際的に活躍する写真家やアーティスト、国内外のキュレーターやギャラリストとの出会いの場と情報発信の機会を提供し、メインプログラムに劣らない盛り上がりをみせました。
来場者数は1会場あたり前年比1.1倍に伸びたことのほか、アンケートの結果から新規来場者が40%となり回数を重ねるごとにを占めたことも特記すべきことです。今期はメディアパートナーの一つ、リビング新聞社の紙面において特集記事を組み、詳細な紹介を試みたほか、京都市内4社の百貨店とのコラボレーション企画を実現したことが新規来場者を獲得した要因であろうと推察します。
活動をしてみて
2013 年より開催し、これまで約 56 万の来場者を迎えました。
第 6 回目となる今年度は昨年の 40%増の 182,563 人となりました。
昨年に比べ今年度は、天候に恵まれなかった年でした。
30 日間ある会期の半分が天候不良だったにも関わらず、昨年以上の方にお越しいただけたことは非常に嬉しく、やりがいを感じるものとなりました。
また、今年度は、15 名のアーティストが参加し、15 会場で展示を行い、関連イベントも多数同時開催され、天候に左右される面もありましたが、無事に終えることができ、ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様にも喜んでいただけたことを大変嬉しく思います。
特に今年度は、京都市中央市場のある「丹波口エリア」での展示やイベント開催が話題を集めました。
丹波口はレトロな建物が点在し独特の空気が流れるエリアです。中でも旧氷工場や旧貯氷庫、市場の壁面の利用はアーティストの作品をより引き立てるものとなり、京都に住んでいても普段なかなか行く機会のない場所だけに多くの方が Facebook や Instagram に投稿してくださいました。
「連日競りが行われる地元の市場エリアで国際的に活躍するアーティストの作品にふれる」という日本でも類を見ない新たな試みになったと思います。
写真祭を通じ、京都の町の新たな魅力に触れてほしいという開催当時からのヴィジョン体現が一歩前進できたと思います。