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活動者の声

大津純子心のコンサート その26

活動期間2018年 10月 20日 ~ 2018年 11月 30日

活動をしてみて

ちょうど一年前にあたる昨秋の「心のコンサート その24」は何と台風襲来という大ハプニングに見舞われてしまったにも拘わらず いつもと変わらない人数のお客様がお見え下さり非常に感激した。その時のハラハラした記憶が蘇り、今回は一体どうなることやら・・・と事前から祈るような気持ちでいたが本当に幸運なことに見事な秋晴れに恵まれ、開催者としては胸をホッと撫で下ろす思いだった。年2回開催のこのシリーズを媒体として、お客様同士の偶然の再会や、まったく新しい出会いが素晴らしい人間関係の繫がりへと発展することも多くあり、活動者として大きな喜びをおぼえる。前回ゲスト出演して頂いた熊本県菊池市長・江頭実氏からはエールとお礼の電報が届き、新たな絆が芽生えたことを嬉しく思う。お客様からの感想を一部掲載させて頂く。*今日のコンサートも大津さんのヴァイオリン演奏にうっとり聴き惚れました。月尾先生は(先生らしい)気取りのない講演でしたが、偉人達の含蓄ある言葉は心に響きました。まさに『心のコンサート』を味あわせて頂きました。*大変楽しませていただきました。大津純子さんは、すばらしいバイオリニストでいらして、また、交際範囲も広く感心いたしました。偶然にも大津さんの妹さんともつながりがあったので、家内も驚きかつ喜んでおりました。月尾先生と初めてお話が出来てうれしかったです。次の機会もまた新しい出会いがありそうですね。どうもありがとうございました。*今回も、非常に楽しい時間を過ごさせていただき、有難うございました。豊かなバイオリンの響きの中に身を置き、贅沢な時間を過ごさせていただきました。また、思いもかけず嘗ての友人にも再会し、奇遇(?)を楽しみました。今後とも宜しくお願い致します。

大津純子心のコンサート その27

活動期間2018年 12月 3日 ~ 2019年 5月 31日

活動をしてみて

今回はピアノ四重奏に挑戦したが、ピアニスト、イリーナ・コフマンにとって日本のヴィオリストとチェリストとは初顔合わせであるにも拘わらず、彼女の来日はコンサートの1週間前であった。有難いことにリハーサルはチェリストの自宅(吉祥寺)のリハーサル室を無料で提供して頂けた。ヴィオリストもチェリストもオーケストラの正規メンバーであるため皆のスケジュール調整が難しく苦労があった。リハーサルの回数はゲネプロを含めて4回を確保するのがやっとだったので、どの程度緻密なアンサンブルが作り上げられるか心配だったのだが、2度目のリハーサル時には音楽の内面にまで踏み込んでの意見交換が可能となった。限られた時間を目一杯使い、音楽の方向性を見出す作業(音楽作り)は実に楽しく、演奏会本番では、それぞれのもつ音楽性をのびのびと発揮することができた。更に、本番でしか生まれない sponteneousな閃きを楽しみながら演奏できたことは本当に喜びである。お客様からは、“目前で演奏家同士のエネルギーのぶつかり合いに触れることができて大いに「室内楽のたのしみ」を味わうことができた” ”ひとりひとりの演奏家が素晴らしく、アンサンブルもぴったり息が合っていて、音楽を堪能できた”“トロイメライのアンコールには涙が出た””久し振りに素晴らしい室内楽を楽しんだ。スラヴ的な歌心に心が震えた””とにかく楽しかった!”といった感想を頂いた。お客様の総数は108名だったが、いつもより招待者数が増えてしまい、興行的には厳しい状況となった。しかし新しい客層を開拓するには生の演奏に触れてもらうことが大切な投資であると感じている。“次回のコンサートを心待ちにしています”という意見を多くののお客様から頂いたことは、このシリーズにとって大きな応援であり、力強い”後押し”をいただいていると言える。より多くの方々にクラシック音楽の魅力をお伝えできるよう今後とも企画内容に工夫を続けていきたいと考える。

日本テレマン協会2019年度定期演奏会

活動期間2019年 3月 21日 ~ 2020年 5月 31日

活動をしてみて

本事業では大阪市中央公会堂と東京文化会館での定期演奏会、計9公演を実施した。4月には東京文化会館でウッラ・ブンディース氏と高田泰治による二重奏の公演を実施した。5月に実施した大阪市中央公会堂での公演は、大阪市とハンブルク市の友好都市提携30周年を記念し、ハンブルクで活躍した作曲家テレマンの作品を取り上げ、両市の市長からのメッセージが届いた。7月には大阪市中央公会堂で作曲家サリエリに焦点をあてた公演と東京文化会館で高田泰治のチェンバロリサイタルを、それぞれ実施した。10月には大阪市中央公会堂で、11月には東京文化会館でバッハ作曲「ブランデンブルク協奏曲」全曲公演を実施した。12月には毎年恒例となっている高田泰治リサイタル「バッハ作曲ゴルトベルク変奏曲」の公演を東京文化会館で実施した。1月にはベートーヴェン生誕250周年を記念し、大阪市中央公会堂でベートーヴェン作曲交響曲第5番と第6番を、東京文化会館ではベートーヴェン作曲弦楽三重奏曲などを取り上げた。

日本テレマン協会2019年度マンスリーコンサート

活動期間2019年 3月 21日 ~ 2020年 5月 31日

活動をしてみて

本活動においては大阪市の中心部、淀屋橋にある財界のサロン「大阪倶楽部」でのマンスリーコンサートを実施した。18世紀音楽の普及啓もうを大きな目的とし、バロック時代や古典派の作品を中心に、すそ野を広げるためにスタンダードジャズとシャンソンも取り上げた。各月の公演は次の通り。
4月には本事活動算500回を記念し、ヴィヴァルディ作曲「四季」全曲や創立メンバーによるテレマン作曲トリオソナタなどを取り上げた。5月公演は「室内楽の真髄 小宇宙に広がるモーツァルトの世界」と題し、モーツァルト作曲ディヴェルティメントKv563やオーボエ四重奏曲などを取り上げた。7月公演ではヴィヴァルディ作曲の協奏曲を、8月公演ではメンデルスゾーン作曲弦楽八重奏曲などを、9月の公演では近代フランス音楽とシャンソンを、11月公演ではヘンデルとテレマンの作品をそれぞれ取り上げた。12月公演では毎年定番となっている高田泰治リサイタル「バッハ作曲ゴルトベルク変奏曲」の公演を、1月にはニューイヤーコンサートを実施した。2月はビートルズの作品とスタンダードジャズを取り上げた。3月に実施を予定していた高田泰治のチェンバロリサイタルは新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止とした。

大津純子心のコンサート その28

活動期間2019年 6月 3日 ~ 2019年 12月 6日

活動をしてみて

今回のプログラム曲選定には かなり気を遣った。大切にしたのは作品のひとつひとつが奏でる”色彩”=ハーモニーには色彩があると個人的に感ずる= を どのようにキャンバスに広げて行くかということ、そして、最初の曲からアンコールに至るまでを ひとつの大きなストーリーの流れとして描きたいという思いである。コレット・ヴァレンタインは歌手や様々な器楽楽器奏者たちとの共演体験が豊富であるため音楽の捉え方に柔軟性があり、また、個人的にも近しい信頼を置いているピアニストである。こちらの思いを受け止め、分かち合うことのできるパートナーとして、互いに刺激し合いながら演奏を進めることが可能となったことは喜びであった。
今回の来場者は前回同様108名。ゲストの関係者など招待者もあるため中々商業的には厳しいものがあるが、このシリーズに意義を見出して出席されるリピーターの方々も多く、また、会場に見えて偶然(暫く疎遠になっていた)友人に出くわしたり・・・と、演奏とコンサートを心から楽しんでくださるお客様が増えていることは今後の継続への力となる。単に演奏を聴いて頂くだけではなく、人や新しい知識との出会いを楽しんで頂くという、社会的にも貢献出来る企画作りに励んで行くことに意味を感じている。以下、お客様からの感想を幾つか認める:
「打ち上げ会場で偉そうにお伝えしてしまいましたが、本当にいつもとまたちょっと違う曲の選択や曲順など、とても新鮮で、このところ大曲が多くてそれも迫力あって素敵でしたけど、わ、なんかまた違う曲!と、次々新しい流れが起きて楽しかったです。演奏者おふたりの深い信頼関係が見えて、聴いているこちらも温かい気持ちになれました。」「素晴らしい一夜でした。純子さんならではの曲と演奏で堪能させて頂きました。ホールを出て、余韻に浸りながら歩きました。アンコールで弾かれた最後のショパン(ノクターン)には涙が出ました。1974年の秋にお目にかかってから、その間 純子さんが積み上げて来られた音楽を感じました。又の機会にお誘いいただければ幸甚です。」「昨日は繊細な、大津純子さんの優しく知的な音色を久しぶりに聴いて、やっぱり素晴らしいなーと大感激しました。ありがとうございました。うちの母も純子さんファンです。純子さんにご挨拶したかったのですが、ファンたちと会話され、なかなかご挨拶もできず、失礼致しました。」「従来同様に非常に楽しませて頂き、有難うございました。バイオリンの豊かな響きを聞きながら、うっとりと豊かな時を過ごさせて頂きました。偶然にも、私の米国駐在時の知人も見えており、話が弾みました。岡ノ谷先生の話は、思いもかけないものでした。鳥にだけ歌う能力(リズムも)があるなんて、ほんとかなと思ってしまうような事でした。話を伺いながら、人間はどういうメカニズムで楽曲の良し悪しや絵画の良し悪しを判定しているのだろう?と妙な事を疑問に思いました。」「大津純子さんのヴァイオリン、素晴らしかったです!体のどこにも余計な力が入らず、全くの自然体であれだけの迫力と美しさ、繊細さを兼ね備えた多彩な音を紡がれるのに感服しました。ピアノ伴奏の方とのコラボレーションも完璧で、久しぶりに本当に美しいヴァイオリンとピアノの音色を聴かせていただいた気がいたしました。そしてまた純子さんの曲紹介もわかりやすくて親しみやすく、とても楽しかったです。個人的にもご挨拶させていただけて嬉しかったです。本当にステキな演奏家でいらっしゃいますね。東大の先生のお話も面白かったですし、このようなコンサート形式もとても良いものだと、早速娘に伝えました。」「コンサートは、いつも非常にうまく構成されいて、トークも普段は接する機会のないテーマでありながら興味深いもので、演奏・トーク共、いつもの通り楽しませてもらえました。」「すばらしいコンサートを楽しむ時間をいただき本当にありがとうございます。プログラムの組み方がすてきで、一つの世界に入れるのが嬉しいです。」

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